重賞ウィナーレポート

2023年12月17日 朝日杯フューチュリティS G1

2023年12月17日 阪神競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ジャンタルマンタル

プロフィール

生年月日
2021年03月21日 02歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:3戦3勝
総収得賞金
132,912,000円
パレスマリス(USA)
母 (母父)
インディアマントゥアナ(USA)  by  Wilburn(USA)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
高野 友和
騎手
川田 将雅
  • 今年に入ってからは毎週のように生産馬が中央の重賞を勝利している
    今年に入ってからは毎週のように生産馬が中央の重賞を勝利している
  • 山を越えた向こうが夕張市となる
    山を越えた向こうが夕張市となる

 10月のメイクデビュー京都に勝利したジャンタルマンタルは、続くデイリー杯2歳S(G2)で重賞初制覇をあげる。

 そこから約一か月ぶりのレースとなった朝日杯FS(G1)での馬体重は、前走のデイリー杯2歳S(G2)と一緒の490kg。二人引きでファンの前に姿を見せたジャンタルマンタルは、ファンから与えられた一番人気の支持に応えるかのように、悠然と周回を重ねていった。

 「レース前のパドックは大人びた雰囲気というのか、実に落ち着き払っており、これなら力を発揮できると信じていました」とはレース当日に中山競馬場まで足を運んでいた、社台ファーム山元トレーニングセンターの光井渉厩舎長。デイリー杯2歳S(G2)の後は光井厩舎長の元で調整が行われていたが、前回の調整よりももう一段状態が上がった状態で、高野厩舎に引継ぎができたとの思いがあった。それを確認できたのが、パドックのジャンタルマンタルの充実した姿だった。

 レースもまた、ジャンタルマンタルの状態の良さと完成度の違いを証明するかのような完勝となった。内枠からすんなりスタートを決めると、ゲートで後手を踏んだシュトラウスが一気にレースの主導権を握り、ペースが速くなっても馬群の中で折り合いを付けていく。

 第3コーナーからはインコースに進路を向けると、最後の直線では前を行くシュトラウスを交わして先頭へと踊り出る。ゴール前の急坂も難なく駆けあがっていき、追い込んできたエコロヴァルツを1馬身1/4馬身差振り切った場所がゴールとなった。

 「早めの先頭から後続を完封してくれるという満点の内容だったと思います。レース後はまたこちらで調整を行っていますが、目立った疲れも見られず、現在は心身両面のエナジーチャージ中です」と話す光井厩舎長。G1馬の母となったインディアマントゥアナは、現在イスラボニータを受胎中。今年の2月に出産を予定しているが、たてがみから尻尾までの毛艶の良さだけでなく、しっかりとした蹄にもコンディションの良さが表れているという。

 「馬体の全てに栄養が行き届いていることが、見た目にも分かります。間違いなくお腹の中の産駒にも栄養が回っているはずであり、良駒が生まれてきてくれるはずとの期待も高まっています」とは社台ファーム事務局スタッフの言葉。半妹となるインディアマントゥアナ23(牝、父パイロ)は、白老ファームYearlingで管理されているが、馬体に伸びが出てきたように、ここにきての馬体の成長が著しいとの報告も受けているという。

 先日、JRA最優秀2歳牡馬にも選出されただけでなく、3歳初戦は共同通信杯(G3)となることも、社台サラブレッドクラブのホームページで発表された。

 「今年の競馬でもまた強い姿をお見せできるよう、スタッフ一丸となって取り組んでいきます。ご声援いただき、ありがとうございました」と光井厩舎長。今年のクラシック戦線でも主役となるようなレースを見せてもらいたい。