重賞ウィナーレポート

2023年12月02日 チャレンジC G3

2023年12月02日 阪神競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ベラジオオペラ

プロフィール

生年月日
2020年04月07日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:6戦4勝
総収得賞金
186,718,000円
ロードカナロア
母 (母父)
エアルーティーン  by  ハービンジャー(GB)
馬主
林田 祥来
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
上村 洋行
騎手
横山 和生
  • 芦毛の毛色が雪で覆われた放牧地に映えていた
    芦毛の毛色が雪で覆われた放牧地に映えていた
  • 昨年のリーディングサイアーでは2位となっている
    昨年のリーディングサイアーでは2位となっている

 22年の千葉サラブレッドセールの取引馬(4,851万円)であり、仕上がりの早さに加えて、成長力も証明するかのように、デビューからの3連勝でスプリングS(G2)を優勝。その年の皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)にも出走したベラジオオペラが、古馬とは初の対戦となるチャレンジC(G3)を制して、重賞2勝目をあげた。

 この夏はデビューまでの期間を過ごした社台ファームで調整が行われたべラジオオペラであるが、記録的な猛暑が思わぬ影響を与えた。

 「短期間ながらもこちらで調整を行っていましたが、夏の暑さが堪えたこともあり、疲労感の解消に時間を要してしまいました」とは社台ファームの東礼治郎場長。今年は全国で記録的な猛暑となった中、ベラジオオペラは少しでも涼しい場所で調整すべく、社台ファームへと移動してきた。だが、この猛暑は北海道も例外ではなく、場所によっては真夏日どころか、35度の気温を超えるような猛暑日も記録されていた。

 ベラジオオペラは当初、クラシック三冠の最終戦となる菊花賞(G1)に臨むべく、前哨戦の神戸新聞杯(G2)に出走する予定だったが、猛暑の影響で夏負けが抜けきらずに出走を回避。チャンピオンヒルズで再調整が行われることとなった。

 「当初、目標としていたレースには使えなくなる誤算が生じましたが、ここまで待っていただいたオーナーの我慢が、引き寄せた勝利だったと思います」と話す東場長。日本ダービー(G1)以来、約6か月ぶりのレースとなったチャレンジC(G3)でベラジオオペラは3番人気の支持を集める。同じレースにはレコード決着となった天皇賞(秋)(G1)で5着となったガイアフォースだけでなく、今年の鳴尾記念(G3)に優勝し、前走の京都大賞典(G2)でも2着となったボッケリーニなど古馬の一線級が揃っていた。

 来年以降の活躍を見越した場合にも試金石となる一戦となっただけでなく、体調がどこまで戻っているかも注目される中、ベラジオオペラはダービー(G1)よりプラス20kgという、充実した姿でパドックに姿を見せた。

 その成長ぶりはレース内容にも現れていた。4枠5番から好スタートを決めると、折り合いも良く先行勢を追走。最後の直線では先に抜け出しを図るガイアフォースの外に進路を取ると、最後は内で粘り込みを図るボッケリーニを、僅か1cm差で差し切ってみせた。

 「着差は僅かですが、大きな着差となりました。好騎乗を見せてくれた横山和夫騎手だけでなく、この期間をご尽力いただいた上村先生や厩舎の皆さん、チャンピオンヒルズの大西厩舎長と、まさにチーム一丸で勝ち得た勝利です。感動しました」と東場長は話す。ベラジオオペラの母のエアルーティーンは、半妹となる1歳馬にエアルーティーンの23(牝、父シスキン)がおり、そしてこの春には、全兄弟となるロードカナロアとの産駒が出産を控えている。

 牡馬二冠馬となったエアシャカールなど、数多くの重賞勝ち馬を送りだしてきたアイドリームドアドリーム系の出身でもあるベラジオオペラ。今年はその更なる発展と、そして、これからからデビューしていく兄弟馬たちの血統的評価を更に高めていくような活躍が期待できそうだ。