重賞ウィナーレポート

2023年11月04日 京王杯2歳S G2

2023年11月04日 東京競馬場 晴 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:コラソンビート

プロフィール

生年月日
2021年02月26日 02歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:4戦3勝
総収得賞金
78,109,000円
スワーヴリチャード
母 (母父)
ルシェルドール  by  オルフェーヴル
馬主
(株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
生産者
ビッグレッドファーム (新冠)
調教師
加藤 士津八
騎手
横山 武史

 世代最初のG2競走で、朝日杯フューチュリティS(G1)へのステップレースとして位置づけられている京王杯2歳S(G2)は11月4日、東京競馬場芝1400mで行われ、横山武史騎手騎乗の1番人気コラソンビートが最後の直線で豪快に脚を伸ばして優勝。1分20秒6の優勝タイムは2歳コースレコードにもなった。横山武史騎手は今年の札幌2歳S(G3)(優勝馬セットアップ)に続く重賞勝利でJRA重賞通算19勝目。加藤士津八調教師にとっては開業5年目の重賞初勝利。新種牡馬ランキングのトップを走る父スワーヴリチャードにとっても産駒初の重賞タイトルとなった。

 同馬の生まれ故郷の新冠町のビッグレッドファームは1982年設立。種牡馬施設も併せ持つ総合牧場で100人を超える従業員が約450頭の馬を管理している。これまでも数々の活躍馬を送ってきたが、今年に入ってからは4月のフローラS(G2)(優勝馬ゴールデンハインド)10月の東京ハイジャンプ(JG2)(優勝馬マイネルグロン)に続く重賞勝利に、牧場全体が沸いている。

 「直線に向いてからの位置取りと、先行馬の手応えから届かないかなと思いましたが、最後はすごい脚だったと思います。しかも終わってみればレコードタイムが表示され、嬉しいのとびっくりしたのが同居するような思いでした」とレースを振り返ったのはビッグレッドファームの蛯名聡マネージャーだ。2か月連続の重賞勝利に笑顔を広げている。

 「オルフェーヴル産駒の母ルシェルドールにとっての初仔ということもあって、大きな馬ではありませんでしたが、しっかりした馬という印象でした。血統的にも期待の大きな馬で、その後の成長過程も順調そのもの。デビュー前するから育成スタッフは、相当な手応えを感じているようでした」と順調だった牧場時代を教えてくれた。

 しかし、期待とともに送り出した6月のデビュー戦は3着だったが、 その後、芝1600mの未勝利戦をあっさりと逃げ切り、ダリア賞では一転して追い込む競馬で2連勝。紅一点として出走した京王杯2歳S(G2)で牡馬を蹴散らし、初勝利から3連勝で重賞ウィナーへと上り詰めた。

 「今にして思えばこのレースの上位2頭はすでに重賞で勝ち負けしているほか、6着馬まで全部勝ちあがっているようにレベルの高い1戦でした。その後の3連勝でG1の舞台に駒を進めてくるのですから、スタッフの相馬眼には頭が下がります」と、愛馬の活躍とスタッフからの的確な報告に目を細めている。

 前走後は、短期放牧を挟んで2歳牝馬にとって目標となる暮れの大一番へと挑戦が報じられている。「ここまで4戦を消化してきていますが、疲れもなく良い状態でレースへと向かえそうだと報告を受けています。もちろん次のレース(阪神ジュベナイルフィリーズ(G1))も勝って欲しいと願っていますが、すでにクラシックへ向かううえでの賞金も獲得していますので、まずは無事に。そして、来年につながるような競馬を期待したいと思います」と言葉に力を込めた。