重賞ウィナーレポート

2023年02月05日 東京新聞杯 G3

2023年02月05日 東京競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ウインカーネリアン

プロフィール

生年月日
2017年04月16日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:20戦8勝
総収得賞金
266,062,000円
スクリーンヒーロー
母 (母父)
コスモクリスタル  by  マイネルラヴ(USA)
馬主
(株) ウイン
生産者
コスモヴューファーム (新冠)
調教師
鹿戸 雄一
騎手
三浦 皇成

 春のベストマイラー決定戦「安田記念(G1)」へ向けた第73回東京新聞杯(G3)は2月5日、東京競馬場で行われ、三浦皇成騎手騎乗の4番人気ウインカーネリアンが、ほぼ互角のスタートから二の脚を利かせてハナに立ち、道中ゆるみのないペースで逃げ切り勝ち。2022年サマーマイルシリーズ優勝馬としての貫禄を見せつけ、通算成績を20戦8勝2着3回(重賞2勝)とした。

 ウインカーネリアンの生まれ故郷は新冠町コスモヴューファーム。1996年創業(99年に社名変更)という比較的新しい牧場だ。200haという土地を利用して生産、育成、調教を一貫して行う総合牧場で、年間の生産頭数は3-40頭前後。その中から香港カップ(G1)や香港クイーンエリザベス二世カップ(G1)に勝ったウインブライトや、昨年暮れの香港ヴァーズ(G1)優勝ウインマリリン、あるいは目黒記念(G2)などに勝利しているウインキートスなどを送り出しており、今回の東京新聞杯(G3)優勝で2017年から続いている牧場生産馬による連続年JRA重賞勝利を「7」と伸ばした。

 ウインレーシングクラブの岡田義広代表によると「JRAで4勝を挙げ、繁殖牝馬として期待の大きいコスモクリスタルが6頭目にして初めて生んだ牡馬です。骨量と筋肉量に恵まれ、生まれたときから期待の大きな馬でした」。その思いは育成に入ると確信に変わったという。

 「身体能力の高さ、運動能力の高さは育成に携わったスタッフ全員が認めるところでした。日本ダービー(G1)のあと、軌道に乗りかけたところで蹄不安による長い休養もありましたが、こうして期待に応えてくれたことが嬉しいです。休んでいる間に体重も増えて、そして強くなるあたりはスクリーンヒーローの特徴かもしれません」と声を弾ませた。

 そうしてサマーマイルチャンピオンとなったウインカーネリアンだったが、好事魔多しの例えどおりに、マイルチャンピオンシップ(G1)のゲートで立ち上がったため、発走調教再審査の制裁を受けてしまう。

 「蹄不安で休んでいる間もそうでしたが、今回のゲート再審査でも鹿戸厩舎の方々、三浦騎手には感謝しかありません。ウインカーネリアンという馬は、決して反抗的な馬ではないのですが、やりたいことをやりたがるタイプ。精神的に余裕を持たせながら、競馬に向かうアスリートとして仕上げていくというのは難しい作業だったと思うのですが、終わってみれば決して甘くないメンバー相手にレースレコード。改めて馬の能力と成長力、それを引き出してくれた方々には頭が下がる思いです。春の最大目標である安田記念(G1)へと向かうローテーションは様々な選択肢の中からゴドルフィンマイル(G2)となりました。頑張ってほしい」とインタビューを締めくくってくれた。