2023年01月05日 京都金杯 G3
優勝馬:イルーシヴパンサー
プロフィール
- 生年月日
- 2018年02月15日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦6勝
- 総収得賞金
- 158,598,000円
- 馬主
- 草間 庸文
- 生産者
- 追分ファーム (安平)
- 調教師
- 久保田 貴士
- 騎手
- 岩田 望来
破竹の4連勝で昨年の東京新聞杯(G3)を優勝。その年の安田記念(G1)でも1番人気の支持をイルーシヴパンサーは集めていた。
だが、その安田記念(G1)で8着に敗れると、続く関屋記念(G3)では11着に敗退。山元トレーニングセンターでの調整を経て、捲土重来とばかりに臨んだのが、この京都金杯(G3)だった。
「山元トレーニングセンターのスタッフは、夏場は疲れ気味だったようですが、そこから立て直して、厩舎に送り出す頃にはいい状態まで戻っていたと聞いていました」とは育成を手掛けてきた、追分ファームリリーバレーの平沼敏幸厩舎長。約5か月ぶりのレースともなった京都金杯(G3)だが、十分な時間をかけてリフレッシュできたことの証明ができたかのように、前走より14kg増の488kgの馬体重で出走してきた。
「多少ふっくらには見えましたが、調教の動きからしても能力を出せる状態に見えましたし、再びG1戦線で戦っていく上では、ここで負けられないとの思いもありました。」(平沼厩舎長)
近走は後方からのレースが多くなっていたイルーシヴパンサーではあったが、このレースでは中団からレースを進めていくと、最後の直線では果敢にインコースを付いていく。
「ポジションも良かった上に、折り合いもしっかりと付いていました。あとは馬群から抜けて来られるかだけでしたが、能力通りの走りを見せてくれたと思います」(平沼厩舎長)
残り1ハロンを過ぎてから最内に進路を取ったイルーシヴパンサーは、鞍上の岩田望来騎手のアクションに答えるかのように、力強く脚を延ばしていく。結果は2着のエアロロノアに半馬身差を付ける快勝。5kgのハンデもなんのそのといった強さを証明した。
「斤量に関しては、元々馬力のある馬だっただけに気になりませんでした。やはり今年最初の重賞勝ちは牧場としても勢い付きますし、この流れのままに昨年以上の勝ち鞍を記録したいです」と平沼厩舎長。昨年、追分ファームは総合リーディング生産牧場ランキングでは7位にランクイン。中央での重賞勝ちは4勝を数えており、その中にはセリフォスが勝利したマイルCS(G1)も含まれている。
そのセリフォスもまた、平沼厩舎長の元で鍛錬を重ねてきた育成馬であり、今後のマイル戦線では2頭の直接対決も見られそうだ。
「2頭共に春の最大目標は安田記念(G1)となりそうですが、イルーシヴパンサーだけでなく、セリフォスも敗れているだけに、2頭共にそこでリベンジを果たしたいです」と平沼厩舎長。その安田記念(G1)ではセリフォスが先着しているが、互いにその時から成長した証を結果で示した今年、追分ファーム生産馬がマイル重賞戦線を席捲するのかもしれない。