重賞ウィナーレポート

2022年06月26日 宝塚記念 G1

2022年06月26日 阪神競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:タイトルホルダー

プロフィール

生年月日
2018年02月10日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:12戦6勝
総収得賞金
793,111,000円
ドゥラメンテ
母 (母父)
メーヴェ(GB)  by  Motivator(GB)
馬主
山田 弘
生産者
岡田スタツド (静内)
調教師
栗田 徹
騎手
横山 和生

 中央競馬春の総決算「第63回宝塚記念(G1)」が6月26日に阪神競馬場で行われ、道中は離れた2番手を進んだ2番人気タイトルホルダーが徐々に差を詰め、4コーナー出口で先頭に立つと、最後まで脚色が衰えることなく追い込んできた2着以下に2馬身差をつけて先頭ゴールイン。これで4歳シーズンは3戦3勝。天皇賞(春)(G1)に続くG1勝利を、2分9秒7のレコードタイムで記録した。

 同馬を生産したのは新ひだか町岡田スタッド。1972年創業で、生産から中期育成、調教、休養まですべてを行っている総合牧場で、生産馬としてはタイトルホルダーほかマツリダゴッホ(07年有馬記念(G1))スマートファルコン(11年東京大賞典(G1)などダートグレード19勝)などを、育成馬ではデアリングタクト(20年三冠牝馬)などを送り出している。同スタッド代表の岡田牧雄氏は「強い逃げ馬(パンサラッサ)がいたので厳しいレースになるだろうなと思っていましたが、上手に2番手で折り合うことができました。以前はムキになって行ってしまうところがあったので精神的な成長を感じましたし、離れていたとはいえあのペースに2番手でついていって最後は楽に突き放すのですから、本当に成長していることを感じました」と愛馬を称え、「正直言って、想像を超えた強さでした。正攻法の競馬で最後は楽に突き放したことも驚きでしたし、現在の馬場状態でレコード勝ちというのはびっくりです」と笑顔を広げた。

 生まれたときは特別に目立つような存在ではなかったそうだが育成を始めるころにはどんどん頭角を現してきたタイトルホルダー。その時から「この馬の武器は並外れた心肺機能。目標は3歳春ではなく秋の菊花賞(G1)だが、本当に良くなるのは古馬になってから」と言い続けてきたことが現実となった。

 「菊花賞(G1)に勝ったのだから、次の目標は天皇賞(春)(G1)」。しかし、有馬記念(G1)のあと、脚部不安を発症したことで、1度はローテーションを白紙にせざるを得なくなってしまうが、持ち前の回復力で復帰。日経賞(G2)で復活ののろしを上げると、あっという間に現役最強馬へと上り詰めた。

 「目標としていた長距離G1を2つ勝ったことで、いろいろな選択肢が広がったのは事実です。ただ、そうなると将来種牡馬になるときのために中距離タイトルも欲しくなります。暮れの有馬記念(G1)までに中距離G1競走は4つあるので、どこかで勝負しよう」とプランを思い描いていたそうだが、そんな岡田代表の思いを超えるスピードであっさりと、しかもレコードタイムのおまけ付けで中距離G1タイトルもゲット。巷間伝えられているように凱旋門賞(G1)への挑戦が決まった。

 宝塚記念(G1)のファン投票では歴代トップとなる19万1394票を集めたタイトルホルダー。8月中にはトレセンへと戻り、9月中旬には多くのファンの思いを乗せてフランスへと旅立つ。