2022年03月26日 日経賞 G2
優勝馬:タイトルホルダー
プロフィール
- 生年月日
- 2018年02月10日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:10戦4勝
- 総収得賞金
- 1,068,751,000円
- 父
- ドゥラメンテ
- 母 (母父)
- メーヴェ(GB) by Motivator(GB)
- 馬主
- 山田 弘
- 生産者
- 岡田スタツド (静内)
- 調教師
- 栗田 徹
- 騎手
- 横山 和生
昨年のワールドプレミアはじめ、連覇を成し遂げたフェノーメノやマイネルキッツ、マンハッタンカフェらが天皇賞(春)(G1)へのステップレースに選んだ日経賞(G2)が3月26日、中山競馬場で行われ、新ひだか町の岡田スタッド生産馬でセレクトセール取引馬タイトルホルダーが逃げ切り勝ち。昨年の菊花賞(G1)以来の重賞勝利で通算成績を10戦4勝2着2回とした。
タイトルホルダーの父は2冠馬ドゥラメンテで、母は英国産メーヴェ。半姉には350kgに満たない体で牡馬に交じって菊花賞(G1)5着メロディーレーンがいる血統だ。菊花賞(G1)を勝った際には「父仔で三冠」と新聞の紙面を賑わせた。
レースをテレビで見ていたという岡田スタッドの岡田牧雄さんは「報道されたとおり、有馬記念(G1)のあと脚部不安を発症して、予定していたレースプランが1度白紙になった経緯があります。今回もレースに向けての追いきりでも手前を変えないなど、決して褒められるような状態ではなかったと思いますが、人気に応えるように堂々とした走りで、勝てて嬉しい」と笑顔を見せた。
「逃げたのは予定どおりだと思いますが、レースの前は不安しかありませんでした。後続の馬にマークされるようなレースになり、ゴール前では内の馬に1回交わされてしまったようにも見えましたが、それでも勝てたことで改めてこの馬の能力を認めたところです」と感心しきり。
生まれた時から期待の大きな馬で、牧場での育成時代から高い能力を認められた馬。昨年秋のセントライト記念(G2)では大きな不利があって実力を発揮することができなかったが、菊花賞(G1)を堂々と5馬身差で逃げ切って留飲を下げた。
日経賞(G2)のあとは短期放牧でリフレッシュ。春の最大目標である天皇賞(春)(G1)へと駒を進めることになった。
「阪神競馬場の長距離戦は昨年の菊花賞(G1)を勝った縁起が良いコース。デビュー前から菊花賞(G1)が最大目標と言い続けてきた馬ですが、その菊花賞(G1)を勝ったときから、このレースが目標でした」と話す。
目標という天皇賞(春)(G1)の出走想定メンバーでは唯一のG1ホルダー。それも今回と同じ阪神競馬場でのG1優勝馬で期待も膨らむ。
「いつも言うことですが、この馬も武器は豊富な心肺機能から生み出されるスタミナ。今回のレースも、おそらく逃げるような形になると思いますが、悔いが残らないように自分の競馬をして欲しい」と願っている。