重賞ウイナーレポート

2021年12月12日 阪神ジュベナイルフィリーズ G1

2021年12月12日 阪神競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サークルオブライフ

プロフィール

生年月日
2019年03月24日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:4戦3勝
総収得賞金
102,573,000円
エピファネイア
母 (母父)
シーブリーズライフ  by  アドマイヤジャパン
馬主
飯田 正剛
生産者
千代田牧場 (静内)
調教師
国枝 栄
騎手
M.デムーロ

 12月12日に阪神競馬場で行われた2歳女王決定戦「阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)」は、新ひだか町の千代田牧場生産馬サークルオブライフが最後の直線で力強く脚を伸ばして鮮やかな差し切り勝ち。10月のアルテミスS(G3)に続く重賞勝利で、G1レース初挑戦で初勝利。最優秀2歳牝馬のタイトルをぐっと手元に引き寄せた。千代田牧場生産馬のG1勝利は14年朝日杯フューチュリティS(G1)以来7年ぶり。

 「前走のアルテミスS(G3)は低評価を覆す勝利でしたが、今回は有力馬の一角として注目度も高く、レースが近づくにつれ期待が高まっていました」とレース前の心境を話してくれたのは千代田牧場の飯田貴大専務。「今回、枠順が発表される前に(袖色と蛇目こそ異なるものの)同じ黄色を基調とした勝負服が、(帽色が黄色の)同じ5枠に入ったら面白いね、などと冗談半分に話していたのですが、それがまさか本当にそうなるとはびっくりしました」。見えない力に後押しされたような不思議な感覚とともに、父親であると同時に千代田牧場の社長で、サークルオブライフの馬主でもある飯田正剛氏と、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)に出走するもう1頭の牧場生産馬シークルーズの馬主であり、母親の飯田良枝氏とともに競馬場へと向かったという。

 約5週間ぶりにパドックで対面を果たした愛馬は、初めての阪神競馬場、そして初めて関西圏への長距離輸送にも関わらず、落ち着いて見えたという。「前走後に休養に戻った千葉からも良い状態だと報告がありましたし、国枝先生からも調子は良いと聞いていましたので、レースの前は不安というよりも楽しみの方が大きかったです」とレースの開始時刻を待っていたそうだが、ゲートが開くと出たなりで後方待機。少しずつポジションをあげ、最後の直線では鞍上から叱咤激励するM・デムーロ騎手の手綱さばきに応えるように伸びた。

 「最後は祈るような思いでしたが、残り200mくらいのところでは勝利を確信しました。この馬の持ち味である息の長い末脚を、ジョッキーが上手に引き出してくれたと思います。結果的に着差はわずかでしたが、自分でも不思議なほど冷静にレースを見ることができました」というのは愛馬に対する絶対的な信頼感だったのかもしれない。

 「サークルオブライフは社長が1995年に米国のキーンランド社のジュライセールで購入したスターマイライフのひ孫にあたります。牧場として大切に育ててきた血統だけに、この勝利はスタッフ全員の励みになります。これから、さらに強い馬たちがライバルとして出てくると思いますが、次の目標に向かってスタッフ一同努力を積み重ねていきたいと思います」とまっすぐ前だけを向いている。