2021年11月28日 京阪杯 G3
優勝馬:エイティーンガール
プロフィール
- 生年月日
- 2016年04月14日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/青鹿毛
- 戦績
- 国内:24戦6勝
- 総収得賞金
- 177,228,000円
- 母 (母父)
- センターグランタス by アグネスタキオン
- 馬主
- 中山 泰志
- 生産者
- 庄野牧場 (門別)
- 調教師
- 飯田 祐史
- 騎手
- 秋山 真一郎
ジャパンカップ(G1)の余韻冷めやらぬ中、阪神競馬場で行われる名物重賞「第66回京阪杯(G3)」が11月28日に行われ、日高町の庄野牧場生産で、JRAブリーズアップセール出身エイティーンガールが、最後方待機から最後の直線で大外に持ち出されると目の覚めるような末脚を繰り出して、あっさりと突き抜けた。
「スプリンターズS(G1)のあとは、ここを目標にすると聞いていました。応援に行くつもりで飛行機も予約したのですが」と少し残念そうなのが、同牧場の庄野宏志代表。コロナ禍ということもあって競馬場での応援は断念したそうだが「このレースに向けてしっかりと仕上げていただいたおかげで、この馬の持ち味が発揮できたと思います。いつも一生懸命に走ってくれる馬で、頭が下がります。レース後は、たくさんのお祝いの言葉をいただきました。オーナーはじめ、厩舎関係者や応援して下さった皆さま、そして何よりエイティーンガールに感謝です」と言葉を続けてくれた。
「現役時代に490kgから500kgくらいで競馬をしていた母馬は良血で、新馬戦の優勝馬。期待の大きな馬なのですが、体質的になかなか太ることができず、最初のころはなかなか受胎してくれない馬でした。母親となるうえで、多くの方にご協力いただいた馬ですから、こうした活躍は嬉しいです」と話し「ヨハネスブルグは以前から配合したかった馬でした。初年度産駒が活躍して新種牡馬チャンピオンとなったことで、前年はすごい人気でした。エイティーンガールは、ヨハネスブルグが新種牡馬チャンピオンとなった翌々年の配合です。多少は付けやすい状況になったので申し込みをしました」。
ただし、そうして生まれたエイティーンガールは「小さいというイメージではなかったですが、線の細い馬でした。それよりも、悍性が強く、やんちゃで、ガンコな馬でした」と苦笑い。
それでもサマーセールに上場したところJRA日本中央競馬会が購入。日高育成牧場で資質を磨かれてブリーズアップセールに上場。2ハロン計測23秒90、最後1ハロン11秒20の好タイムを叩き出して、現在の馬主と巡り合った。
「追い込み馬ですから、展開も含めていろいろと条件が付く馬ではありますが、本当に頑張ってくれると思います。今後も、この馬に適したレースを選んでいただくものと思いますが、けがないよう無事に競走生活をまっとうしてほしい」と願っている。