重賞ウイナーレポート

2021年09月05日 小倉2歳S G3

2021年09月05日 小倉競馬場 小雨 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ナムラクレア

プロフィール

生年月日
2019年03月30日 02歳
性別/毛色
牝/青鹿毛
戦績
国内:3戦2勝
総収得賞金
49,395,000円
ミッキーアイル
母 (母父)
サンクイーン2(USA)  by  Storm Cat(USA)
馬主
奈村 睦弘
生産者
谷川牧場 (浦河)
調教師
長谷川 浩大
騎手
浜中 俊

 夏の小倉2歳王者決定戦「第41回小倉2歳S(G3)」が9月5日、小倉競馬場で行われ、後方で脚を貯めていた浜中俊騎手騎乗の4番人気ナムラクレアが最後の直線で大外から豪快に脚を伸ばして突き抜けた。騎乗予定だった和田騎手から急きょバトンを渡された浜中騎手にとっては昨年の阪急杯(G3)(優勝馬ベストアクター)以来の重賞勝利で通算44勝目。父ミッキーアイルにとっては、今春のチューリップ賞(G2)に続く産駒による中央重賞勝利で通算4勝目。小倉2歳S(G3)は昨年のメイケイエールに続いて2年連続制覇となった。

 本馬の生まれ故郷は浦河町の谷川牧場。1912年(明治45年)で100年を超える歴史を持つ牧場で、その歴史の中でダービー馬タケホープはじめ数々の名馬を送り、また種牡馬シンザンを繋養していたことでも有名だ。JRA重賞制覇は今夏の小倉記念(G3)に続いて今年2勝目となった。

 「(小倉記念(G3)に続く重賞勝利に)出来すぎだと思いますが、これもたくさんの方々のおかげと思っています。本当に嬉しい」と白い歯を見せてくれたのは谷川牧場の谷川貴英社長だ。

 「8月のデビュー戦は勝つことができませんでしたが、2戦目にフェニックス賞というローテーションを歩んだあたり、陣営には期するものがあったのだと思います。その前走は不良馬場という条件でしたが、良馬場に回復した今回もしっかりと結果に結び付けてくれたのが嬉しいです」としっかりとゲットした来春の桜花賞(G1)チケットに笑顔が絶えない。

 母のサンクイーン2は、オーナーからの依頼を受けたムラヤマ・ブラッドストックが英国のタタソールズ社で落札した。「ちょうどこのせりには私も同行していましたが、現役を引退したばかりの3歳馬でまだ頼りない部分を残す馬でした。それでも、血統は素晴らしい馬でしたし、日本で繁殖生活を送っている間にも成長してくれました。受胎もよいし、子育ても上手。よい勉強をさせてもらいました」と購入秘話をチラリ。本馬は、そのサンクイーン2の第6仔となる。

 「ミッキーアイルとの配合も奈村オーナーに決めていただきました。育成時代から俊敏な動きをする馬で、一言でいうなら運動神経の良い馬。器用さも持ち合わせており、早い時期にデビューできるとは思っていましたが、最高の結果を出してくれて嬉しいです」。降りしきる雨の中、巧みにインコースからポジションをあげたフェニックス賞や、コーナーで加速しながら大外を突き抜けた今回のレースに牧場時代の面影が垣間見えたという。「親子2代に渡ってお付き合いをさせていただいている奈村オーナーには、本当に頭があがりません。少しでも恩返しができたことが嬉しいです」と話し「来春に向けて楽しみが広がる1戦になったと思います。まずは怪我無く無事に次走を迎えてほしいです」と願っている。