重賞ウイナーレポート

2021年05月29日 葵S(重賞)

2021年05月29日 中京競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:レイハリア

プロフィール

生年月日
2018年03月08日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:6戦3勝
総収得賞金
58,330,000円
ロードカナロア
母 (母父)
ライトリーチューン  by  マンハッタンカフェ
馬主
(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者
谷岡牧場
調教師
田島 俊明
騎手
亀田 温心

 長く3歳馬限定の短距離オープン特別として親しまれ、2018年から重賞競走に格上げされた「第4回葵S(重賞)」が5月29日、中京競馬場で行われ新ひだか町の谷岡牧場生産の13番人気レイハリアが、離れた2番手追走から最後200m手前付近から先頭に立ち、追い込むヨカヨカの追い上げをハナ差退けて重賞初挑戦初勝利。通算成績を6戦3勝とした。手綱を取った亀田騎手は5度目の騎乗でJRA重賞初勝利。田島俊明調教師は16年京都ジャンプS(JG3)(優勝馬ドリームセーリング)以来の重賞勝利で通算3勝目。日高でも有数の歴史を誇り、その歴史の中でサクラチヨノオー(日本ダービー(G1))サクラローレル(年度代表馬)トウメイ(年度代表馬)などたくさんの活躍馬を送っている谷岡牧場にとっては17年函館2歳S(G3)(優勝馬カシアス)以来の重賞勝利となった。

 レースを牧場テレビで観戦していたという同牧場の谷岡康成代表は「人気はなかったけれども、良い勝負ができるのではないかと期待していました。勝ったから言うわけではありませんが強い内容だったと思います。これで3連勝ですが、逃げても、逃げなくても競馬が出来るのが強みかもしれません。まだ伸びしろもありそうで先々は楽しみです」と喜んでいる。

 牧場時代のことをお聞きすると「440-50kg台で競馬をしていた母ライトリーチューンにとっての初仔ということもあって、生まれたときは大きな馬ではありませんでした」とのこと。しかし、離乳してから1歳にかけてどんどん成長していった馬だという。

 「扱いやすくて、筋肉質。とくに後駆の筋肉に厚みがあっていかにもスピードを秘めていそうな馬でした。その当時から、牧場の中では評価の高かった馬ですから、こうして結果を出してくれて嬉しいですが、この勝利は入厩前にお世話になった小国スティーブル、そして田島厩舎の方々、前走に引き続いて手綱を取ってくれた亀田騎手のおかげだと思っています。良いイメージを持ったままレースに挑めたのもよかったのではないでしょうか」と感謝の言葉を続けた。

 母のライトリーチューンは谷岡代表自身も役員を務めるジェイエスの繁殖馬セールで購入した。「ライトリーチューン自身は未勝利でしたが、デビュー戦で勝ち馬と差がない3着という競馬をしており、また半姉バウンシーチューンが重賞競走に勝つなど血統的にも魅力的な馬でしたが、決め手になったのはロードカナロアの仔を受胎していることでした」産駒がデビューしたばかりで、まだ現在ほど高い評価を得ていたわけではないが、谷岡さんの目には「有望な種牡馬」と映ったという。そうした目論見がズバリ的中した格好だ。

 「頑張ってくれた馬ですので、夏は涼しい北海道で休養させたいと思い、6月上旬に移動させています。まずは疲れを癒して、しっかりとした状態で競馬場に送り出したいと思っています。これからもこの馬の個性にあわせたレースで頑張ってほしい」と期待している。