重賞ウイナーレポート

2021年05月15日 京王杯スプリングC G2

2021年05月15日 東京競馬場 晴 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ラウダシオン

プロフィール

生年月日
2017年02月02日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:12戦5勝
総収得賞金
269,759,000円
リアルインパクト
母 (母父)
アンティフォナ(USA)  by  Songandaprayer(USA)
馬主
有限会社シルク
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
斉藤 崇史
騎手
M.デムーロ
  • 白老ファームYearlingは、白老ファーム生産馬のイヤリング期の管理を任されている
    白老ファームYearlingは、白老ファーム生産馬のイヤリング期の管理を任されている
  • 高低差と広さを両立させた放牧地
    高低差と広さを両立させた放牧地

 昨年のNHKマイルC(G1)以来、約1年ぶりとなる勝利を、この京王杯スプリングC(G2)であげたラウダシオン。これで4戦3勝、2着1回となった東京巧者であることは間違いないだけに、優先出走権を獲得して臨む、安田記念(G1)への期待も膨らんでくる。

 「レースは事務所で見ていました。勝つと思っていましたし、それよりも勝たなければいけないレースだとも思っていました」と話すのは、イヤリング期のラウダシオンを管理していた、白老ファームYearlingの白川裕介厩舎長。「パドックを周回する姿は、いつもよりうるさく見えたものの、それでも返し馬でリラックスしながら走る姿に、より勝利への期待は膨らんでいった」と話す。

 当歳時に白老ファームから白老ファームYearlingに移ってきたラウダシオンだが、白川厩舎長は当時の印象について、「父のリアルインパクトが出ているというのか、短距離のスピード馬といった印象を受けました」と話す。母アンティフォナやラウダシオンの兄弟たちも見てきた白川厩舎長だが、「その母よりも骨が太く、また種牡馬の特徴を子供に伝える母の仔出しもあってか、兄弟たちともまた違った印象を受けていた」と話す。

 「放牧地での動きを見ていても、背中を上手く使いながら走れる馬であり、そして、背中だけでなく腰も強い馬だなと思いました。すこぶる順調でしたし、全く手がかかった思い出がありません」(白川厩舎長)

 当時のラウダシオンは性格がいい上に大人しく、周りで何が起こっても全く動じないような馬だったという。

 「入社したばかりのスタッフでも安心して触れるような馬でしたし、あまりにも可愛いばかりに、他の厩舎からラウダシオンに会うためにスタッフがやってくることもありました」

 白老ファームYearling内にファンが多いラウダシオンだけに、この京王杯スプリングC(G2)を勝利した時には、まさに牧場全体が喜びに包まれたという。

 「レース内容も良かっただけに、本番に向けて更に期待も膨らんできます。強い馬も揃いましたが、まだまだ伸びしろもあると思いますし、ジョッキー(M・デムーロ騎手)も大一番で結果を残してくれているだけに楽しみです」と白川厩舎長は期待を寄せる。コース実績もさることながら、NHKマイルC(G1)と同じ東京芝1600mの条件。そのNHKマイルC(G1)では9番人気での勝利だったように、今回も人気以上の好走も十分にあり得る。

 「立場的にもチャレンジャーだと思いますし、まずは自分の競馬をして、最高の結果となってくれたら嬉しいです」

 その思いはラウダシオンを可愛がってきた、白老ファームYearlingのスタッフも一緒なはず。牧場からの愛を力に変えて、ラウダシオンは2つ目のG1制覇を目指していく。