2021年01月31日 根岸S G3
優勝馬:レッドルゼル
プロフィール
- 生年月日
- 2016年03月25日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:15戦7勝
- 総収得賞金
- 358,338,000円
- 父
- ロードカナロア
- 母 (母父)
- フレンチノワール by フレンチデピュティ(USA)
- 馬主
- (株) 東京ホースレーシング
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 安田 隆行
- 騎手
- 川田 将雅
過去15戦で6勝、2着5回という堅実なレースを続けてきたレッドルゼル。前走のカペラS(G3)で2着となって、重賞でも通用する能力を証明することを証明し、ついにこの根岸S(G3)で重賞タイトルを掴み取った。
「1歳時から腰幅に厚みがあって、見た目にもパンチの利いた好馬体でした」と話すのは、社台ファームの東礼治郎場長。母のフレンチノワールはダート中距離で4勝。繁殖入り後も半姉の3勝クラスで活躍を続けるフィルムフランセなど、ダート適性の高さはしっかりと産駒へ受け継がれている。
「調教コースに入った頃は、まだ体が出来上がっていないにも関わらず、旺盛な前進気勢でグイグイ推進していました。こちらからすると、十分な負荷をかけたのではないかと思えた程ですが、まだまだ走り足りないといって見せていたほどです」と東場長は育成時の思い出を振り返る。2歳の9月にデビューを果たし、2戦目に初勝利をあげると、その後はコンスタントにレースを続けていきながら、4歳の2月にはオープン入り、続くオープンのコーラルSでも勝利をあげる。
初重賞挑戦となったプロキオンS(G3)では1番人気を背負いながら8着に敗退。だが、2度目の重賞挑戦となったカペラS(G3)では、後方から追い込んでクビ差の2着まで迫ってみせた。
「カペラS(G3)は深追いすることなく、1ハロンの距離延長となった、このレースを考慮した騎乗だったとも思います。引き続き手綱を取ってくれた川田騎手は、その経験をここに生かして、きっちり決めてくれるのですから、本当に頼りになる鞍上です。安田隆行厩舎の隙のない仕上げにも感服いたしております」と東場長はレッドルゼルに関係したホースマンに賛辞を贈る。この根岸S(G3)の後にはフェブラリーS(G1)にも出走しただけでなく、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)にも参戦して2着に入着。更に高いレベルのメンバーとレースをしてきた経験が、レッドルゼルを更に強くしてくれそうな気がする。