重賞ウイナーレポート

2019年06月30日 ラジオNIKKEI賞 G3

2019年06月30日 福島競馬場 小雨 不良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ブレイキングドーン

プロフィール

生年月日
2016年04月23日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:7戦2勝
総収得賞金
79,763,000円
ヴィクトワールピサ
母 (母父)
アグネスサクラ by ホワイトマズル(GB)
馬主
前田 幸貴
生産者
高昭牧場 (荻伏)
調教師
中竹 和也
騎手
田辺 裕信

 かつて、断念ダービーとも、残念ダービーとも言われた3歳馬限定の重賞競走「ラジオNIKKEI賞(G3)」は浦河町の高昭牧場生産で、セレクトセール取引馬ブレイキングドーンが最後の直線で末脚を伸ばして優勝。1分49秒8(不良)で重賞ウイナーの仲間入りを果たした。

 高昭牧場は、1954年創業。現在は約120ヘクタールの土地に繁殖牝馬70頭をけい養し、生産、中期育成、後期育成に加えてせり馴致までを行う総合牧場だ。生産馬として2013年オークス馬メイショウマンボほか、1981年のエリザベス女王杯優勝アグネステスコ、あるいは2000年の報知4歳牝馬特別(G2)(現在のフィリーズレビュー(G2))を勝ったサイコーキララなどを送っているほか、育成馬には不敗のままオークス(G1)、そして秋華賞(G1)を制したカワカミプリンセスがいる。

 代表の上山泰憲さんは、牧場テレビで応援していたそうだ。レース前は「春シーズンは、クラシックの王道を歩んだ馬。秋に向けてメドをたてるうえでも人気(3番人気)以上には頑張って欲しいという気持ちでした。ただ、末脚をいかすような競馬を得意とする馬ですから、雨で馬場が悪く(不良)なっていたのが心配でした」そうだが「3角すぎから手応え良く上がっていったので、これならばと思いました。田辺裕信騎手の進路取りも上手だったと思いますが、馬の頑張りにも頭が下がる思いです」と相好を崩した。

 牧場時代から、期待の大きかった馬だそうだ。「母アグネスサクラの4代母はオークス馬アグネスレディーで、3代母アグネスフローラは桜花賞馬(アグネスタキオン、アグネスフライトの母)です。血統も、そして競走成績(JRA3勝)も素晴らしい馬で、当然のように繁殖牝馬としても大きな期待をしている馬です。ブレイキングドーンも生まれたときからバランスが良く、見栄えがする馬でした」。

 牧場の期待を背負ってセレクトセール当歳セッションに上場。そこで前田幸治氏によって落札された。

 「高い評価をいただき、前田オーナーには本当に感謝しています。今のブレイキングドーンがあるのは、オーナーはじめこの馬の育成、調教に携わった方々のおかげです」と話し「私たち生産者は、オーナーに喜んでもらえるような馬をつくるのが仕事です、これからも頑張って欲しいし、私たちも努力します」と話してくれた。

 インタビュー後、同馬の休養が発表されたが、復活し、生産者、オーナーの期待に応えるような活躍を取材者としても期待したい。