重賞ウイナーレポート

2014年08月14日 ブリーダーズGC(中央交流) Jpn3

2014年08月14日 門別競馬場 晴 良 ダ 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サンビスタ

プロフィール

生年月日
2009年03月18日 05歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:16戦6勝
総収得賞金
376,257,000円
スズカマンボ
母 (母父)
ホワイトカーニバル by ミシル(USA)
馬主
(株) ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者
グランド牧場 (静内)
調教師
角居 勝彦
騎手
岩田 康誠
  • サンビスタの母ホワイトカーニバル(14歳)
    サンビスタの母ホワイトカーニバル(14歳)
  • ホワイトカーニバルは現役時代、フェアリーS(G3)優勝、エーデルワイス賞(G3)2着などの実績を持つ
    ホワイトカーニバルは現役時代、フェアリーS(G3)優勝、エーデルワイス賞(G3)2着などの実績を持つ
  • 現在は父スズカマンボの仔を受胎中
    現在は父スズカマンボの仔を受胎中
  • 数々の名馬が巣立ったグランド牧場の放牧地
    数々の名馬が巣立ったグランド牧場の放牧地
  • グランド牧場の厩舎
    グランド牧場の厩舎
  • グランド牧場の看板
    グランド牧場の看板

 『グランダム・ジャパン2014』古馬シーズンの第5戦は、今年から牝馬限定のダートグレードとして生まれ変わり、新たに当シリーズへ組み込まれた「ブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)」。JRAから5頭、岩手から2頭の遠征馬を、7頭の地元・北海道所属馬が迎え撃つ形となった。その記念すべき一戦で、1.1倍の圧倒的支持を受けたワイルドフラッパーを退け、2番人気のサンビスタが3馬身差をつける快勝。5歳にして悲願の重賞初制覇を成し遂げた。

 サンビスタの生まれ故郷は、北海道新ひだか町静内真歌・豊畑、新冠町高江、岩手県遠野に拠点を構えるグランド牧場。昭和2(1927)年創業と歴史は古く、グランダム・ジャパンシリーズではすっかりお馴染みとなったオーナーブリーダーだ。コテキタイ、ハニーパイ、イチリュウ、ハードデイズナイト、ピッチシフターらの生産馬が昨年までのシリーズ指定競走に優勝し、今年の3歳シーズンでもクロスオーバーが「ル・プランタン賞(佐賀)」に勝利。ここ数年の当シリーズを盛り上げている立役者と言っても過言ではない。

 「サンビスタは、休養をはさむ度にパワーアップしている印象です。今回も馬の状態は良く、勝負所から内をついた岩田騎手の好判断も光りました。本当に強い内容でしたね」と喜びのコメントを寄せてくれたのは、現地で声援を送っていたというグランド牧場の伊藤佳幸社長。3歳春のデビュー戦から数えて16戦目、重賞2度目の挑戦で見せた強いレース内容は、目の肥えたホッカイドウ競馬ファンをも唸らせるものだった。

 サンビスタは、2005年の天皇賞(春)(G1)優勝馬スズカマンボと、2002年のフェアリーS(G3)優勝馬ホワイトカーニバルの間に生まれており、父母共にグランド牧場生産の活躍馬である。母のホワイトカーニバルは現役時代、門別の「エーデルワイス賞(Jpn3)」で2着した実績もあり、ホッカイドウ競馬のダートグレード競走とは深い縁を感じる。今年で14歳となった母ホワイトカーニバルは、現在も元気に繁殖生活をつづけており、今年もスズカマンボを交配して無事に受胎したそうだ。また現1歳には、サンビスタの全弟(牡、父スズカマンボ)も生まれている。「1歳の仔も素晴らしい馬体をしており、高い能力を感じています」と、全姉の重賞勝利を受けて自信を深める伊藤社長。

 「これまでは賞金不足で、重賞に出走するのも大変な状況でしたが、今回の勝利でローテーションが楽になります。秋には大井や岩手で牝馬の大きなレースがありますし、また頑張って欲しいと思います」とサンビスタにエールを送る。

 JBCレディスクラシック(Jpn1)へもつながる重要な一戦で、絶対的な存在を力でねじ伏せた新女王サンビスタ。Jpn1馬への道は、門別の地で明るく開かれた。