重賞ウィナーレポート

2014年03月02日 中山記念 G2

2014年03月02日 中山競馬場 雨 稍重 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ジャスタウェイ

プロフィール

生年月日
2009年03月08日 05歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:17戦4勝
総収得賞金
595,694,000円
ハーツクライ
母 (母父)
シビル  by  Wild Again(USA)
馬主
大和屋 暁
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (浦河)
調教師
須貝 尚介
騎手
横山 典弘

 天皇賞(秋)(G1)以来のレースとなる中山記念(G2)に臨んだジャスタウェイ。その天皇賞(秋)(G1)では大外一気の末脚で初のG1制覇を果たしたが、この中山記念(G2)でジャスタウェイが選んだコースは、移動柵に今にもこすり合わせそうな幅の最内、いや「最最内」だった。

 「今までは長い直線コースで末脚を生かすような競馬をしてきたので、インコースを付いていた時には、まさかこんな競馬もできるんだという驚きがありました」と白老ファームの石垣節雄繁殖主任もジャスタウェイの新境地に舌を巻く。

 休み明けというだけでなく、先行勢が有利となる開幕週の中山コース。しかも出走メンバーに中山巧者も揃っていたこともあってか、ジャスタウェイは1番人気の評価をトウケイヘイローに譲っただけでなく、単勝人気も5.3倍に落ち着いた。

 「実際に中山巧者が強いレースだと思っていたのですが、横山典弘騎手が開幕週の中山のセオリーにあったレースをしてくれただけでなく、直線では一瞬の加速で後続を突き放したように、ここまで強くなっているのかという印象も受けました」(石垣繁殖主任)

 石垣繁殖主任でも驚いた成長力と適応力。しかし、このレースは世界を目標とするジャスタウェイにとって、通過点でしか無い。

 「G1馬としてだけでなく、更に強くなった姿も証明できましたし、参戦を予定してるドバイデューティフリー(G1)でも恥ずかしいレースはしないと思います」(石垣繁殖主任)

 前週にはラストインパクトとイスラボニータ、そして翌週はジャスタウェイと、春のG1シリーズに向けて次々と楽しみな活躍馬を送り出してきた白老ファーム。その先陣を切るかのように、3月29日、ジャスタウェイがドバイの地からG1制覇の一報を届けてくれるに違いない。