重賞ウイナーレポート

2004年11月07日 ファンタジーS G3

2004年11月07日 京都競馬場 晴 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ラインクラフト

プロフィール

生年月日
2002年04月04日 02歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:2戦2勝
総収得賞金
505,630,000円
エンドスウィープ(USA)
母 (母父)
マストビーラヴド by サンデーサイレンス(USA)
馬主
大澤 繁昌
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
瀬戸口 勉
騎手
福永 祐一
【取材先:ラインクラフト号の生産者、ノーザンファーム(事務局)】


――デビュー2戦目での重賞勝ちおめでとうございます。わずか約1ヶ月前にデビューした馬とは思えないような非常に強い勝ち方でしたね。デビュー戦も非常に優秀なタイムで勝利しましたが、期待はどの程度持っていましたか?

 ありがとうございます。今回は競馬場まで行って観戦をしました。デビュー戦の時は競馬場のスタッフが「調教どおりに走ればいいレースが出来るのでは」という感触はあったようです。競馬としてはまだ2戦目ですが、既に数戦もレースを経験している馬達と走って、いいレースが出来るのかという不安はありました。ジョッキーもレース後に言っていましたが、結果として2着以下をかなり離しての優勝でしたので、このメンバーを考えると、それなりの高い評価が出来るのではないでしょうか。


――生産馬が4頭も出走しました。更に今年の2歳重賞はこれで4勝目となり本当に層の厚さを感じさせますね。

 はい、ただ札幌2歳Sを勝ったストーミーカフェの父(アドマイヤベガ)もこの馬の父(エンドスウィープ)も両方とも居ないというのは、非常に残念でならないですね。しかし種馬としての資質を数頭ではありますが、計りえる事が出来ました。特にエンドスウィープの方は秋華賞をみても距離への融通という点で、イメージ以上にあるような馬が多く出てきているので、この馬もまだ1,400mのレースしか経験していませんが、そういった意味で、これから期待出来るのではないでしょうか。


――牧場時代はどのように過ごしたのでしょう?

 空港牧場で育成された馬ですが、脚下が安泰な馬ではなかったので、見極めながらじっくりと進めてゆきました。競馬場では馬体重が450㎏を超えていましたが、牧場時代(当歳の時)は然程大きな馬ではなかったですね。


――さて、本馬の血統についてですが・・・母の兄弟には活躍馬もたくさん居ますし、サンデーサイレンスの肌にエンドスウィープという配合についても非常に魅力を感じます。

 血統は紐解いてみると分かるとおり、アドマイヤマックスがいたりします。アドマイヤマックスをはじめ、体格はあまりありませんが、筋の通った血統ですし、エンドスウィープとの相性も良かったのでしょう。
 また、サンデーサイレンスの肌馬の産駒が、そろそろ結果を出し始めてきていますね。ただ母自身は実際に馬を見ると、あまりサンデーサイレンスを感じさせないような雰囲気を持っています。それから皆さんが思っているほどこの血統は早い時期から活躍するタイプではありません。比較的、体格の割にはオクテな血統で、今の時期でこれだけの成績が収められるということは、これから先々体が確立してくるにしたがって、楽しみが増えてくるのではないでしょうか。
 今後ですが体調さえ変わりなければ、暮れの阪神ジュベナイルFを使う予定になりそうです。


――その母マストビーラヴドはどんな母親ですか?

 競馬を3回しか使わずに繁殖に上がった馬ですが、先程も少し触れたとおり、どちらかと言うとノーザンテーストの雰囲気が強く出た馬ですね。あまり同じ種馬を付けてはいませんが、仔出しが良く、それぞれの産駒が時間とともに良くなってくるタイプが多いようです。


――今年の当歳馬はどんな仔ですか?

 バチアーの牝馬(栗毛・3/13生)です。バチアーの産駒もそれぞれに評判がいいようですね。この馬も非常にいい馬ですよ。


――ここ1ヶ月くらいの生産馬の活躍は目覚しいものがあります。少し気が早いですが年末に近づくにつれ、ブリーダーズランキングも気になりますが。

 これからまだまだありますからね・・・しかし、年末が近づくということは、また新たなシーズンが始まるということで、今はのんびりしている反面、またやってくるという緊張感も同時に感じながら過ごしています。


――ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。 2歳牝馬限定戦・第9回ファンタジーS(GIII)は、単勝2番人気のラインクラフトが直線で弾けるような末脚を披露して完勝を収め、キャリア2戦目にして重賞をゲットした。