重賞ウイナーレポート

2004年10月30日 スワンS G2

2004年10月30日 京都競馬場 雨 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:タマモホットプレイ

プロフィール

生年月日
2001年04月01日 03歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:10戦4勝
総収得賞金
269,714,000円
フジキセキ
母 (母父)
ホットプレイ by ノーザンテースト(CAN)
馬主
タマモ (株)
生産者
信成牧場 (浦河)
調教師
南井 克巳
騎手
本田 優
  • 母ホットプレイ
    母ホットプレイ
  • 母ホットプレイ2
    母ホットプレイ2
  • 紅葉の牧場~浦河町西舎にて
    紅葉の牧場~浦河町西舎にて
 日高の秋は深まり、里の牧場の木々も紅葉しているが、今年は冷え込みが少なく、その色合いは例年よりは劣っている。
 本馬の生産牧場は浦河町・上杵臼の信成牧場。浦河町より十勝の広尾へ抜ける天馬街道を走り、街道が山あいに入る手前にある。ここも紅葉の盛りだが、遠くに見える日高山系の山は、既にうっすらと白く見える。
 同牧場は、社長の本巣(もとす)信平氏夫妻とスタッフ1名で11頭程の繁殖牝馬を繋養している。過去にはマチカネフクキタル(9年菊花賞)などを輩出し、重賞はリワードニンファ(11年関屋記念)以来となる。

 本巣社長は、今回はレースを自宅のテレビでの応援となったが「前走(スプリンターズS8着)が-20kgでしたからね、今回10kg戻して、調子は良いと聞いていましたが、競馬場には行きませんでした。4コーナーでは(本馬の)姿も見えなかったのに、直線で来ましたね。驚きました」と豪快な差し切り勝ちに満面の笑み。「幼駒の頃からきかない仔でした。この頃、体も小柄だったが丈夫で順調に育ちましたね」と、両親から引き継いで気性の激しかった本馬の幼駒時代を振り返る。

 本馬の母はホットプレイ(母の父ノーザンテースト)で、生産牧場は社台ファームだが、現役引退後2年間、白老ファームでの繁殖生活後に本巣社長が購入した同牧場の新しい血統だ。「ノーザンテーストの仔が最後になるので購入しました。」と言うが、同牧場にとって3番目の本馬が素晴らしい結果を出している。
 母ホットプレイは、体格は大きくないが、がっしりとした体をもつ。性格は相当激しいようで、他馬を蹴るから放牧地は常に1頭だけにしなければならなく、手を焼かしている様子。本馬には父フジキセキより父父のサンデーサイレンスと母ホットプレイの体格、性格がそのまま引き継がれたようだ。
 兄弟では、半姉ダイナジョウ4歳牝馬(父ブラックタイアフェアー)と半妹オズノホットハーツ2歳牝馬(父ブラックタイアフェアー)が地方現役で、1歳の半妹(父ウイングアロー)は同牧場で育成中。今年の当歳は本馬以来の男の仔(父バブルガムフェロー)が誕生し、体質も良いと牧場は期待をしている。
 また、今回は、本馬の活躍をみて、相性の良さそうな同父のフジキセキを配合。

 前走スプリンターズSで同町の大島牧場生産馬・カルストンライトオに惜敗した本馬だが、本巣社長は「同じ町内でGI馬が出た事は良いことですよ、地域に勢いが付きますからね。本馬の次走はまだ分かりませんが、今度は競馬場へ応援に行きたいですね」と2度目のGI制覇への夢を膨らます。 第47回スワンSは、単勝10番人気の伏兵馬・タマモホットプレイが、直線大外から強襲して優勝、初重賞勝ちを収めた。同馬はこれで4勝目。1400m戦では3戦全勝と、今後の短距離戦線を賑わしてくれそう。