重賞ウイナーレポート

2020年11月15日 福島記念 G3

2020年11月15日 福島競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:バイオスパーク

プロフィール

生年月日
2015年03月27日 05歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:25戦5勝
総収得賞金
146,268,000円
オルフェーヴル
母 (母父)
ナナヨーティアラ by マイネルラヴ(USA)
馬主
宮田 直也
生産者
小島牧場 (荻伏)
調教師
浜田 多実雄
騎手
池添 謙一

 福島開催のフィナーレを飾る福島記念(G3)は、近年「出世レース」としても名高い存在として注目を集めている。15年優勝馬ヤマカツエースは、このレースを制したのち2000mの重賞競走を3勝し、大阪杯(G1)3着。16年の福島記念(G3)で重賞初勝利を記録したマルターズアポジーは小倉大賞典(G3)、関屋記念(G3)に優勝し、17年以降もウインブライト、18年スティッフェリオ、19年クレッシェンドラヴと、その後の活躍馬が続く。

 そんな福島記念(G3)を勝ったのはオルフェーヴル産駒のバイオスパーク。奇しくも、4年連続でステイゴールド系の優勝となった。

 そのバイオスパークの生まれ故郷は浦河町の小島牧場。牧場は1928年(昭3)創業。長い歴史の中で、アイルランドトロフィー府中牝馬S(G2)に勝ち、エリザベス女王杯(G1)3年連続2着クロコスミアや、フローラS(Jpn2)に勝ったレッドアゲート、97年オークス(G1)2着のナナヨーウイングなどを送り出してきた。

 「厩舎でも期待してくださっている馬でしたので、馬がその期待に応えてくれたことが嬉しかったです」と同牧場の小島啓則さん。オルフェーヴルの初年度産駒で、セレクトセールの出身馬。牧場としても期待の大きな馬だったという。

 「嬉しかったのは、セレクトセールの当歳市場で購入いただいたあとも、私たちが立ち上げた中期育成牧場のヒダカシーサイドファームに預けていただいたことです。結果を出してくれてほっとしています。関係者のみなさまのおかげです」と感謝している。

 太平洋沿いに広がる広大な敷地を利用した中期育成牧場でのびのびと育てられたバイオスパーク。牧場時代のエピソードを伺うと「大きなケガや病気とは無縁の、丈夫な馬でした。オルフェーヴル産駒らしいと言いますか、ちょっとやんちゃで、いたずら好き。怒られるのをわかっていながら、いたずらをするような、そんな賢さを併せ持った馬でした」。

 バイオスパークの母ナナヨーティアラは、バイオスパークの4代母ナナヨーモアを繁殖牝馬として受け入れたことから始まり、小島牧場で代々育まれた血統馬だ。

 母ナナヨーティアラはスプリンターズS(G1)を勝ったマイネルラヴのスピードを受け継ぎ、芝1200mで3勝。祖母のナナヨーストームは、97年のオークス(G1)2着ナナヨーウイングの全姉で、この馬も忘れな草賞に勝ってサンスポ4歳牝馬特別(G2)2着。曾祖母のナナヨーアトラスもオークス(G1)に駒を進めているように、仕上がりが早く、長距離に適性があるファミリーだ。

 「バイオスパークのレースぶりには、この血統らしい成長力を感じます。たくさんの人たちの期待を背負っている馬なので、これからも無事に長く活躍してほしいと願っています」