重賞ウィナーレポート

2020年07月12日 プロキオンS G3

2020年07月12日 阪神競馬場 曇 稍重 ダ 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サンライズノヴァ

プロフィール

生年月日
2014年04月09日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:28戦9勝
総収得賞金
430,687,000円
ゴールドアリュール
母 (母父)
ブライトサファイヤ  by  サンダーガルチ(USA)
馬主
松岡 隆雄
生産者
ヤナガワ牧場 (門別)
調教師
音無 秀孝
騎手
松若 風馬

 秋に行われるマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)、及びJBCスプリント(Jpn1)へとつながるプロキオンS(G3)は7月12日に阪神競馬場で行われ、59kgを背負った5番人気サンライズノヴァが長く、良い末脚を繰り出して2着以下に1馬身3/4差をつけて優勝。通算成績を28戦9勝としている。

 サンライズノヴァの生まれ故郷は、日高町のヤナガワ牧場。キタサンブラックやコパノリッキー、コパノリチャードにサンライズバッカスなど多くの活躍馬を送り出している牧場だ。

 サンライズノヴァにとっては昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)に続く重賞勝利となり4年連続4つ目の重賞勝利となった。

 梁川正普社長に、レースの感想を聞いた。「新型コロナウイルスの影響で応援に行けなかったので、セレクトセール会場のモニターでレースを観ていました。久しぶりとなる右回りの競馬、そして59kgの斤量と生産者としては気になるところが多いレースでしたが、この馬らしい競馬をして欲しい」と思っていたそうだ。

 そんな生産者の心配をよそに、レースでは後方待機策から大外を回って力でねじ伏せるような快勝劇となった。

 「競馬ですから、ゴールに入るまでは安心できませんでしたが、終わってみれば馬自身の成長を感じさせるようなレースだったと思います。2歳秋にデビューして、6歳となった現在まで大きなケガをすることなく実績を積み上げることができたのも、馬の体調を優先して、無理をせずに使っていただいたからだと思います。馬を大切にしていただいているオーナーと、レースにむけてしっかりと仕上げてくれた厩舎のおかげと感謝します」と笑顔となり「今は、テレビやインターネットを通してでしかレースを見ることはできませんが、そんな中でも応援してくださるファンの方々には感謝の言葉しかありません。1日も早くスタンド一杯のファンの方々と一緒にサンライズノヴァのレースを観戦したいと思います」と感想を述べた。

 母ブライトサファイヤは、昨年に引き続き今年もコパノリッキーの牡馬を出産している。「サンライズノヴァがゴールドアリュールの仔ですから、血統的な相性は良いと思います。コパノリッキーは自分の生産馬というひいき目を抜きにしても十分な実績の持ち主だと思いますし、種牡馬として成功して欲しいと思っていますので応援の意味も込めて配合しています。どちらも期待通りに高い評価を与えられる馬だと思いますし、今後、どんな馬に育ってくれるかも楽しみです。コパノリッキー、サンライズノヴァに続くような活躍馬になってくれたらと思っています」と期待に胸を膨らませている。