重賞ウィナーレポート

2020年05月23日 平安S G3

2020年05月23日 京都競馬場 晴 良 ダ 1900m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:オメガパフューム

プロフィール

生年月日
2015年04月06日 05歳
性別/毛色
牡/芦毛
戦績
国内:16戦8勝
総収得賞金
752,070,000円
スウェプトオーヴァーボード(USA)
母 (母父)
オメガフレグランス  by  ゴールドアリュール
馬主
原 禮子
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
安田 翔伍
騎手
北村 友一

 59kgの斤量もなんのその、好メンバーが揃った平安S(G3)を快勝してみせたオメガパフューム。昨年は同じ斤量を背負って3着に敗れていたが、見事にそのリベンジを果たす結果ともなった。

 「あの斤量を背負いながらこの内容ですから、何も言うことはありません。年齢を重ねて、更に進化した姿を見せてくれて嬉しいです」と話すのは社台ファームの東礼治郎場長。この平安S(G3)は昨年末に制した東京大賞典(G1)以来、約5か月ぶりのレースとなったが、レースの後は山元トレーニングセンターでの調整を行ってきた。

 「厳冬期を挟んでの立ち上げは簡単ではなかったはずですが、安田調教師が、誰よりもこの馬のことを分かっているので、無事に厩舎へと戻せば、自ずといい結果を出してくれるはず、という安心感もあったのは事実でした」

 この平安S(G3)の馬体重は460kgと、東京大賞典(G1)からプラス9kgでの出走となったが、「馬が昨年よりも成長していました」と安田翔伍調教師は話していたが、その増えた馬体重が全て成長分となっていたかのような充実ぶりは、パドックを周回する姿からも明らかだった。

 レースでも好スタートを決めると、そのまま流れに乗って中団を追走。最後の直線では先に抜け出したヴェンジェンスに目標を定めると、あっという間に交わし去っていった。

 「この勝利は北村騎手の好騎乗が大きかったと思います。帝王賞(Jpn1)に向けて最高のスタートが切れました。関係者の皆さんに感謝を申し上げたいです」と東場長。その帝王賞(Jpn1)は連覇のかかるレースとなったが、実は過去に2勝を上げた馬は3頭いるにも関わらず、連覇を果たした馬はいない。だが、前哨戦で昨年よりも成長した姿を証明したオメガパフュームなら、そのジンクスもやすやすと破ってくれるに違いない。