重賞ウイナーレポート

2020年01月19日 日経新春杯 G2

2020年01月19日 京都競馬場 曇 良 芝 2400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:モズベッロ

プロフィール

生年月日
2016年04月07日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:11戦4勝
総収得賞金
130,954,000円
ディープブリランテ
母 (母父)
ハーランズルビー(USA) by Harlan's Holiday(USA)
馬主
(株) キャピタル・システム
生産者
村田牧場 (新冠)
調教師
森田 直行
騎手
池添 謙一

 春の天皇賞(G1)を目指す4歳以上の馬たちによるハンデ戦「第67回日経新春杯(G2)」が1月19日、京都競馬場で行われ、新冠町の村田牧場生産で2番人気モズベッロが中団待機策から出走メンバー最速のあがりタイムを繰り出して優勝。3度目のJRA重賞挑戦で初勝利を記録し、通算成績を11戦4勝としている。

 かつて最優秀短距離馬ローレルゲレイロや南関東三冠牝馬チャームアスリープなどを送り出した村田牧場は2014年阪神スプリングジャンプ(JG2)(優勝馬ケイアイドウソジン)以来となる重賞勝利となった。

 もう間もなく本格的な出産、種付シーズンを迎えようという1月の生産地は、その準備にあわただしい。村田牧場でも1月中にモズベッロの母ハーランズルビー含む4頭の出産予定があったそうで、今回は牧場テレビでの応援となったそうだ。

 「前走、3勝クラスの条件戦で負けている(4着)のですから大きいことは言えないと思っていましたが、不向きな展開の中で着差はわずかでしたし、今回は得意な京都競馬場。内心は期待していました」というのは、同牧場で生産部門を担当する村田洋幸さんだ。テレビを通しての応援ではあったが「道中はロスなくレースを進めてくれましたし、4角手前の手応えから良い勝負になると、そう思いました」と話し、ゴール前200mだけで後続に2馬身半の差をつけて先頭ゴールインを果たした愛馬を称えた。

 牧場時代のモズベッロについて尋ねると「父ディープブリランテとよく似た明るい鹿毛で、ひと言でいえばラインのきれいな馬でした。派手な顔だけは母親似ですが、それ以外は父親の特徴がよく出た馬だと思います」。

 自信をもってセレクションセールへと上場し、そこで現在の馬主と巡りあい、1歳秋まで同牧場で夜間放牧を施されたのちに、日高町のファンタストクラブへ。3歳2月に初勝利を記録するが、このときは出遅れたうえに向こう正面で追い上げ、最後の直線もフラフラしながら力で押し切る内容だった。

 「勝ったから言えるのかもしれませんが、見ていて楽しかったです。すごい競馬をする馬だなってそう思いました。あのような競馬ができるなら、どこまで強くなってくれるのか、楽しみになりました」。そんな生産者の思いを具現化するかのように初勝利からわずか1年足らずで重賞ウイナーへの階段を駆け上がった。

 「まだまだ強くなってくれると思います。まだチャレンジャーの立場ですが、この馬のために頑張ってくれた人たちの期待に応えるためにも、たくさんの人に応援してもらえるような馬になってほしいと思います」とエールを送っている。