2019年08月04日 小倉記念 G3
優勝馬:メールドグラース
プロフィール
- 生年月日
- 2015年05月26日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦7勝
- 総収得賞金
- 183,468,000円
- 父
- ルーラーシップ
- 母 (母父)
- グレイシアブルー by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 清水 久詞
- 騎手
- 川田 将雅
初重賞制覇をあげた新潟大賞典(G3)から重賞3連勝。しかも今年の1月の1000万下からだと5連勝となったメールドグラース。その快進撃をノーザンファーム早来の山内大輔厩舎長は、「なかなかできないことだと思いますし、まさに充実期を迎えているのでしょうね」と驚きの表情を浮かべる。
近年の競馬で、古馬となってから快進撃を果たした競走馬には、5歳時の中山金杯(G3)をレコードで制すると、その年に重賞6勝、うちG1は宝塚記念(G1)と天皇賞(秋)(G1)の2勝を制する活躍を見せたラブリーデイが思い浮かぶが、実はこのラブリーデイも山内厩舎長が成長過程を見届けてきた馬でもあった。
「ラブリーデイも良化したと思った時から、一気にG1タイトルまで駆け上がってくれました。2頭共に牧場を離れて久しいのですが、共にノーザンファームしがらきでの管理があっての活躍だと思いますし、メールドグラースも清水先生や厩舎の皆さんがいい状態でレースに使ってくれているのも、この快進撃に繋がっているかと思います」(山内厩舎長)
ハンデ戦として行われたこの小倉記念(G3)では、トップハンデの57.5㎏を背負わされたメールドグラース。スタートのタイミングが合わず、後方からのレースを強いられる形となったが、勝負所の4コーナーで大外に進路を取ると、そのままの勢いで先に抜け出した馬を一気に交わしていった。
「メンバー的にも実力は上だと思ってはいましたが、それでもこの斤量は厳しいのではとも感じていました。しかも小回りのコースで後方からのレースともなりましたが、それだけに改めて強さを証明してくれた形ともなりました」(山内厩舎長)
最近になって育成を手がけた古馬の活躍が目立っている山内厩舎。9月1日に行われる新潟記念(G3)にも、メールドグラースと同世代となるレイエンダが出走。そしてメールドグラースは先日、10月19日にオーストラリアのコーフィールド競馬場で行われるコーフィールドC(G1)の挑戦が発表された。
「古馬となってくれている育成馬の活躍は嬉しい限りです。今後も世代を問わず、コンスタントに重賞を沸かせられるような育成馬を送り出して行きたいです」(山内厩舎長)