2018年02月04日 東京新聞杯 G3
優勝馬:リスグラシュー
プロフィール
- 生年月日
- 2014年01月18日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:11戦3勝
- 総収得賞金
- 887,381,000円
- 父
- ハーツクライ
- 母 (母父)
- リリサイド(FR) by American Post(GB)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 矢作 芳人
- 騎手
- 武 豊
4歳牝馬としては25年ぶりとなる東京新聞杯(G3)制覇。それは勝利したリスグラシューにとっても、アルテミスS(G3)以来、1年3か月ぶりの重賞勝利となった。
「調教の時計も良かったですし、このメンバーを相手としてもいいところがあるのではと思っていました」とはリスグラシューの育成を手がけたノーザンファーム早来の野崎孝仁厩舎長。アルテミスS(G3)の後は勝利こそ上げられなかったとはいえ、桜花賞(G1)と秋華賞(G1)では2着、オークス(G1)でも5着と昨年の牝馬クラシック戦線を沸かせてきた。
「オークス(G1)は応援に行かせていただきました。その時はパドックからもかなりテンションが上がっているように見えたのですが、今回の東京新聞杯(G3)はテレビ越しながら、だいぶ落ち着いているように見えました」
この東京新聞杯(G3)で精神面の成長を見せただけでなく、馬体重もこれまでで最も重い448㎏と、馬体もまた成長の跡を示している。
「今回は関東までの輸送も考慮した上で、余裕を残した作りだったかと思いますが、それでも太くは感じなかったですし、いい状態に見えました」
初重賞制覇となったアルテミスS(G3)を始め、マイルでは掲示板を外さない走りを見せてきたリスグラシューであったが、今回、牡馬の一線級を向こうに回しての勝利で、改めてマイル適性の高さを示した形ともなった。
「マイルの速い流れが、レースでの折り合いを含めて合っているのではという印象を受けました。最後の直線でも抜け出すときの脚が早かったですし、そこからは行ける、と思いながら声援を送っていました」
安田記念(G1)と同条件で行われる東京新聞杯(G3)において、その安田記念(G1)にも出走してきそうなメンバーを相手に勝利。改めてリスグラシューが今後のマイル戦線の主役に踊り出た一戦ともなった。
「去年は悔しい思いをしてきただけに、本当に嬉しい勝利ともなりました。自分が応援にいった時にはなかなかいい結果が出ていませんでしたが、次は目の前で勝利する瞬間に立ち会いたいです」リスグラシューの次走は阪神牝馬S(G2)を予定。これまた東京新聞杯(G3)と同条件で行われるヴィクトリアマイル(G1)においても、本命に踊り出たと言えそうなだけに、阪神牝馬S(G2)では改めてその事実を証明してもらおう。