2017年02月12日 京都記念 G2
優勝馬:サトノクラウン
プロフィール
- 生年月日
- 2012年03月10日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:10戦5勝
- 総収得賞金
- 486,036,000円
- 父
- Marju(IRE)
- 母 (母父)
- ジョコンダⅡ(IRE) by Rossini(USA)
- 馬主
- 里見 治
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 堀 宣行
- 騎手
- M.デムーロ
昨年末には香港ヴァーズ(G1)で初G1制覇。しかも、京都記念(G2)連覇のかかるサトノクラウンだったが、このレースでは3番人気の評価に落ち着いている。
この京都記念(G2)で単勝1倍台という圧倒的な1番人気を集めたのは、昨年の日本ダービー馬であるマカヒキ。2番人気となったのはそのマカヒキとは同世代で、前走の日経新春杯(G2)で初重賞制覇を飾ったミッキーロケット。言わば、勢いのある4歳世代に人気を奪われる形となったサトノクラウンではあったが、レースでは力の違いをまざまざと見せつけた。
「早い時期から活躍こそしていましたが、香港ヴァーズ(G1)でのG1初制覇、そしてこの京都記念(G2)の勝利と、改めて高い能力を持っていることを証明してくれたと思います」と育成を手がけたノーザンファーム空港の佐々木淳吏厩舎長は話す。
昨年の夏はノーザンファーム空港で調整が行われたサトノクラウンであるが、その際、管理をする堀宣行調教師からは、「疲れを取るだけで無く、メンタル面もケアして欲しい」と言われたという。
「疲れもあったのかもしれませんが、いい頃と比べると、調教でも前向きさが失われていたような印象がありました。こちらでも心身ともにリフレッシュさせるように努めましたし、ノーザンファームしがらき、そして堀厩舎と、共通した意思を持って取り組んできたことが結果に繋がってくれました」
それが結果となったのが香港ヴァーズ(G1)であり、そして京都記念(G2)だったのだろう。京都記念(G2)のレース後、ノーザンファーム空港に来た堀調教師は佐々木厩舎長に、「何の不安もなく自信を持って調教を進められた上で、レースに臨めたのは初めてのことだった」と話してきたという。
「サトノクラウン自身、心身共に充実期に入ったのでしょう。このまま活躍を続けてもらいたいですし、また、大きなタイトルを掴んで欲しいと思います」
次走はG1に昇格した大阪杯(G1)だけでなく、海外のG1レースにも登録があるサトノクラウン。距離だけで無く、海外遠征でも結果を残しているからこその悩ましい選択と言えるのだろうが、いずれにせよ、充実期に入った今のサトノクラウンなら、どのレースに出走しても2つめのG1タイトルを奪取できそうだ。