重賞ウィナーレポート

2016年03月20日 阪神大賞典 G2

2016年03月20日 阪神競馬場 晴 良 芝 3000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:シュヴァルグラン

プロフィール

生年月日
2012年03月14日 04歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:12戦5勝
総収得賞金
1,000,697,000円
ハーツクライ
母 (母父)
ハルーワスウィート  by  Machiavellian(USA)
馬主
佐々木 主浩
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
友道 康夫
騎手
福永 祐一

 「佐々木オーナーには何かとお世話になってきましたし、今回の重賞勝利を喜んでいられたと聞いて、なおさら嬉しくなりました」と話すのはノーザンファーム早来牧場で、シュヴァルグランの育成調教に携わってきた林宏樹調教主任。5度目の重賞挑戦となるこの阪神大賞典(G2)で、ついに重賞タイトルを掴んでみせた。

 佐々木オーナーの所有馬には、これまでも数多く調教に関わってきた林調教主任。その佐々木オーナーの勝負服を着て、初めてG1を制したヴィルシーナの半弟となるシュヴァルグランだが、育成当初から素質の良さを感じさせながらも、良化には時間を要した。

 「牧場にいた頃は、調教で進んでいる他の馬たちに置いて行かれるようなこともありました。それでも背中は一級品であり、ゆくゆくは走ってくれると思えたのは事実でした」(林調教主任)

 成長の歩みは遅くとも、2歳の10月に未勝利戦を勝利し、ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3)でも3着となったのは、能力の高さの証明と言えるのだろう。しかし、京都新聞杯(G2)で日本ダービー(G1)への出走権が取れなかったシュヴァルグランは、レース後にノーザンファーム早来牧場へと戻ってくる。

 「疲れが溜まっていて、特にトモはガタガタといった印象がありました。背中や腰を中心に治療を行い、8月上旬には函館競馬場へと移動させることができました」(林調教主任)

 その後、シュヴァルグランは3歳500万下を使って2着に敗れているが、この頃にはトモも丸みを帯びてきて、走りも良くなっていたという。ちなみにこのレース、勝ったアルバートもまた、当時の林厩舎の育成馬であり、昨年の夏は早来牧場で管理されてきたことも付け加えておきたい。

 その後、ノーザンファームしがらき、そして友道厩舎で管理をされていくシュヴァルグランだが、林調教主任に元には、更に良くなっているとの連絡が入っていた。

 「この辺はハーツクライ産駒らしい成長力なのでしょうね。この阪神大賞典(G2)ですが、4コーナーで先団に取り付いていった脚を見たときには、凄い馬だなと思いました」(林調教主任)

 ノーザンファーム早来牧場を離れてからは、6戦4勝、2着2回というほぼ完璧な成績。この勢いならば、次走に予定されている天皇賞(春)(G1)でも好走以上の結果を見せてくれそうな気がしてくる。

 その天皇賞(春)(G1)にはアルバートも出走を表明。年齢こそ違うものの、同じ林厩舎で管理された、「秋の上がり馬」2頭の対決にも注目したい。