2015年08月16日 エルムS G3
優勝馬:ジェベルムーサ
プロフィール
- 生年月日
- 2010年02月15日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:15戦7勝
- 総収得賞金
- 158,962,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- アビラ(GB) by ロックオブジブラルタル(IRE)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 大竹 正博
- 騎手
- 岩田 康誠
エルムS(G3)で初重賞制覇を果たしたジェベルムーサ。実は前走のマリーンSの後は、ノーザンファーム早来牧場の森下厩舎で管理されており、10日前での競馬場入厩で、見事に戴冠を掴んだ。
「昨年のシリウスS(G3)以降の休養も、ここで管理させてもらいました。その頃から大沼Sで復帰するという青写真が出来上がっていましたが、関係者の皆さんからの期待に応えるような結果を残せたことは嬉しかったですね」とは森下政治育成厩舎長。しかし、復帰までに充分な時間があった大沼Sとは違って、今回はマリーンSから約1ヶ月での調整。いい状態で重賞を戦わせるべく、森下厩舎長をはじめとするスタッフがまず取り組んだのは、疲労の回復だった。
「中1週でレースを使ったこともあるのか、疲れがあったのは事実でした。それでも状態が上向きになってからは、順調に調整も進めることができましたし、いい状態で厩舎に送り出すことができたと思います」(森下厩舎長)
そんな森下厩舎長を喜ばせたのは、エルムS(G3)の追い切り後に、鞍上を務める岩田康誠騎手から聞かれた、「状態はかなり良くなっている」という言葉だった。
「ジョッキーからの言葉だっただけに嬉しかったですね。それだけの状態ならば、レースでも好勝負ができると思えました」(森下厩舎長)
岩田騎手はジェベルムーサの状態によほど自信があったのだろう。向こう正面から後方にいたジェベルムーサを動かし始めると、直線ではいち早く抜けだして、後続の追撃を振り切ってみせた。
「動き出すのが早いのではと思いながらレースを見ていましたが、それでも強い勝ち方でした。初重賞制覇ともなりましたし、本当に嬉しい勝利となりました」(森下厩舎長)
レースの後は再び森下厩舎で管理されているジェベルムーサ。今後の予定については状態を見極めながらローテーションを決めて行くことになっているが、すっかり疲れも癒えただけでなく、更なるパワーアップも感じられているという。
「重賞を勝ったことで、今後のレース選択も以前より遙かに楽になりました。勿論、目標とするのはG1レースとなるだけに、そこで最高の状態に持って行けるように調整してきたいと思います」(森下厩舎長)