2015年07月12日 七夕賞 G3
優勝馬:グランデッツァ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月03日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:18戦5勝
- 総収得賞金
- 223,204,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- マルバイユ(IRE) by Marju(IRE)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 平田 修
- 騎手
- 川田 将雅
単勝一倍台に応えた札幌2歳S(G3)。1番人気を集めた皐月賞(G1)。屈腱炎を克服して出走した都大路Sでは、芝1800mの日本レコード勝ち。誰の目にもグランデッツァが高い能力を持ち合わせているのは明らかである。その都大路Sから8戦目となるこの七夕賞で、1年2ヶ月ぶりとなる勝利をコースレコードで飾ってみせた。
「京都金杯(G3)に出走した後、こちらで調整を続けていました。入場直後は冬毛が伸びていたように、コンディションは今ひとつでしたが、乗り進めるに比例してキビキビとした動きを取り戻して、良い状態で平田厩舎に引く継ぐことが出来ました」とは、山元トレーニングセンターの袴田二三男マネージャー。しかし、好事魔多しというのか、出走を予定していたマイラーズC(G2)を右前脚蹄の出血により回避するというアクシデントに襲われる。
「予定変更とはなりましたが、続く都大路Sから川田(将雅)騎手とコンビを組めるようになったのも、今から考えると大きかったかもしれません。それまではマイル戦を中心にレースを使ってきましたが、2000mの距離でも対応できるというのは、川田騎手の進言であり、その言葉通りの完勝を果たしてくれたことは、とても嬉しかったですね」(袴田マネージャー)
川田騎手もよほどこの勝利が嬉しかったのだろう。レースの次の日(13日、14日)に、ノーザンホースパーク特設会場で行われた「セレクトセール2015」では、社台ファームの関係者と力強く握手をする姿も見受けられた。
「暑い時期の出走は控えて、現在は山元トレーニングセンターで調整しています。レコード勝ちながら目立ったダメージも見られず、現在は坂路調教も再開しています」(袴田マネージャー)
この後は毎日王冠(G2)からの始動を予定。この距離は日本レコードを収めているように、最もグランデッツァの能力が発揮されるレースであるが、その後、芝中距離路線に行くのか、はたまたマイルを選択するのか。いずれにしろ、秋のG1戦線では注目の1頭となることは間違い無さそうだ。