重賞ウィナーレポート

2015年06月21日 ユニコーンS G3

2015年06月21日 東京競馬場 小雨 稍重 ダ 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ノンコノユメ

プロフィール

生年月日
2012年03月28日 03歳
性別/毛色
牡/栃栗毛
戦績
国内:7戦4勝
総収得賞金
576,911,000円
トワイニング(USA)
母 (母父)
ノンコ  by  アグネスタキオン
馬主
山田 和正
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
加藤 征弘
騎手
C.ルメール

   母ノンコからその名を名付けられたノンコノユメ。母は現役時に中央で3勝の成績しか残せなかったが、その夢であった重賞制覇を馬名の通りにノンコノユメが叶えて見せた。

   「騎乗馴致の開始直後に骨瘤が出たこともありましたし、当初は線の細さを感じることもありました。それでも、2歳の3月頃から体つきが変わってきただけでなく、反応も上向いてきたのでそこからはワンランク上の負荷をかけて乗り進めてきました」とは社台ファーム調教主任の東礼治郎氏。その後も順調にノンコノユメの調教は進められ、所属厩舎である加藤征弘調教師からも状態の良さを評価されたという。

   3歳の2月からは毎月1回の出走という厳しいローテーションを余儀なくされたが、それでも状態の良さをキープし続け、青龍Sを勝利してオープン入り。そしてユニコーンS(G3)では後方一気の末脚で重賞制覇を成し遂げる。

   「山田和正オーナーには長年お世話になっていますので、重賞勝ちで少しだけでも恩返しができたことが何より嬉しいです。それは牧場スタッフ全員が感じていることだと思います」と東調教主任。きっと母ノンコの夢であった重賞制覇は、東調教主任を始めとする牧場スタッフにとっても、叶えたい夢だったのだろう。