重賞ウィナーレポート

2015年03月15日 フィリーズレビュー G2

2015年03月15日 阪神競馬場 曇 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:クイーンズリング

プロフィール

生年月日
2012年05月25日 03歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:3戦3勝
総収得賞金
451,026,000円
マンハッタンカフェ
母 (母父)
アクアリング  by  Anabaa(USA)
馬主
吉田 哲哉
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
吉村 圭司
騎手
M.デムーロ

 今年の桜花賞(G1)戦線は楽しみな馬が揃った。なんと3戦無敗の馬が3頭も出走。なかでもフィリーズレビュー(G2)で大外を豪快にまくりながら、鮮やかな勝利を飾ったクイーンズリングは要注目の1頭と言えそうだ。

 「大幅な体重減(マイナス20㎏)でしたが、強い競馬を見せてくれました。窮屈なレースをせずに持ち味を生かしてくれた、ミルコ・デムーロ騎手の手腕のおかげです」とはクイーンズリングを育成した、社台ファームの斎藤孝調教主任。このクイーンズリングも含め、3戦無敗で桜花賞(G1)に望むルージュバックもまた、マンハッタンカフェの産駒となる。

 そのクイーンズリングだが、育成時はこんな意外なエピソードあったらしい。

 「牧場にいた頃は集中力が足りないような面があり、飽きがこないようにメリハリつけたメニューを組んで進めてきましたが、実は余力十分、余裕でこなしていたんですね。あんなレースをする姿を見て、今さらながら気づかされました(笑)」(斎藤調教主任)

 心配された馬体減も回復傾向にあるとのことで、前走以上の馬体重で臨めることは間違い無さそう。そうなればあの豪快な脚も更に迫力を増してくるに違いない。

 「長距離輸送を含めて、すでに色々なことを経験していることは、今後のレースでも、大きなアドバンテージとなるはずです。桜花賞(G1)が本当に楽しみになってきました」(斎藤調教主任)