2015年03月15日 中山牝馬S G3
優勝馬:バウンスシャッセ
プロフィール
- 生年月日
- 2011年05月06日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦4勝
- 総収得賞金
- 156,027,000円
- 父
- ゼンノロブロイ
- 母 (母父)
- リッチダンサー(GB) by Halling(USA)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- 田辺 裕信
昨年のフラワーC(G3)以来、約1年ぶりの勝利を重賞制覇で飾ったバウンスシャッセ。
「ペースが速かったこともこの馬向きだったのでしょうし、何よりも田辺騎手が、上手くゴールまで導いてくれました。それにしても3コーナーを過ぎて順位を上げていく姿は力強かったですね」とはバウンスシャッセの育成調教を手がけた、ノーザンファーム早来牧場の日下和博厩舎長。これまでは先行してきたバウンスシャッセではあるが、この中山牝馬S(G3)では後方に待機し、最後の直線で一気に末脚を爆発させた。
「管理をしてくださっている藤沢厩舎、そして中間で調整に訪れていたノーザンファーム天栄と、それぞれのスタッフが色々手を尽くしてくれた成果だと思います」(日下厩舎長)
牡馬との対決となった皐月賞(G1)では11着に敗れはしたものの、続くオークス(G1)ではヌーヴォレコルト、ハープスターの両G1馬に迫り3着に入着。レベルの高い馬が揃った現4歳世代の牝馬では、トップクラスの能力を持ち合わせていることが証明されながらも、昨年の夏シーズン、そして秋シーズンは不振が続いた。
「オークス(G1)の後は気持ちや体調面などが、本調子では無かったのかもしれませんし、また馬場の悪化にも泣かされるなど、運もありませんでした」(日下厩舎長)
この勝利は実力馬の復活という意味だけでなく、今後のレース選択を考えた際には、馬に合ったローテーションが選べることで、更にベストな状態でレースに望めるはずだ。
「重賞2勝目をあげられたことで、先々の話にはなりますが、繁殖牝馬としての評価も高められたのも嬉しいです。勿論、まだ重賞タイトルを積み重ねて欲しいですし、今のレースぶりなら、G1でも好勝負が期待できそうです」(日下厩舎長)
レースの後はノーザンファーム天栄へと移動し、この後はヴィクトリアマイル(G1)への出走を予定。今回、見せた脚質転換は、長い直線の東京コースでこそ存分に発揮されそうだ。