2014年09月14日 京成杯オータムH G3
優勝馬:クラレント
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月02日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:23戦7勝
- 総収得賞金
- 408,860,000円
- 母 (母父)
- エリモピクシー by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 前田 晋二
- 生産者
- ノースヒルズマネジメント (新冠)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 田辺 裕信
「サマーマイルシリーズ」最終戦、第59回京成杯オータムハンデ(G3)は新冠町ノースヒルズマネジメント生産のクラレントが道中2番手から楽に抜け出して優勝。関屋記念(G3)に続くサマーマイル重賞2連勝で同シリーズの王者に輝いた。
クラレントは父ダンスインザダーク、母エリモピクシー(その父ダンシングブレーヴ)という血統。デビュー2戦目にデイリー杯2歳ステークス(G2)を勝ってから4年連続重賞勝利。トップマイラーとして活躍を続けている。
「厩舎の方からはサマーマイルシリーズを狙いたいと聞いていましたので、その期待に応えることが出来てほっとしています」と声を弾ませたのは大山ヒルズの齋藤慎マネージャーだ。今回は、大山ヒルズの牧場事務所でスタッフと一緒の観戦。テレビの画面をとおしての応援となったが「残り200mくらいで先頭になったときに勝利を確信しました。マイルのチャンピオンに相応しい、堂々とした勝ち方だったと思います」と愛馬を称え「関屋記念(G3)と距離コースは同じ条件で、今回も田辺騎手の好騎乗が印象的に残ります。関屋記念(G3)が初騎乗でしたが、ずっと前からこの馬とかかわっているような乗り方だったと思います。それから、1キロ増のハンデもまったく問題なかったですね」と嬉しそう。そして「本当に真面目な馬。牧場にいるときも、競馬場でも人間の手を煩わせることなく、そしてタフ。脚元もまったく心配のない馬です。本当に頭の下がる馬です」と全幅の信頼を寄せている。
そして、これで重賞6勝目。うち、1600mの重賞が5つ。JRAのマイル重賞5勝はウオッカ、ダイワメジャーと肩を並べる歴代トップタイにもなった。
「素晴らしい馬たちと肩を並べることができて誇らしい気持ちです。クラレントは、追ってからの反応もよく、追えば追うだけ期待に応えてくれる馬。頑張る馬なんです。だからこそ、大きな勲章を取ってほしい」という。
「レースのあと、リフレッシュも兼ねて大山ヒルズに戻っていますが、リフレッシュの必要がないくらいに元気です。夏の間に厳しいレースを続けていましたので疲れも心配したのですが、杞憂に終わりました」とまた笑顔。そして「京都競馬場の1600mコースは2歳時に重賞を勝っているように相性の良いコースだと思っています」と期待している。
「G1タイトルは、この馬とこの馬に携わってきた人すべての願い。チャンスはあると思っていますので、そういう人たちの期待に応えるためにも完璧な状態で送り出したい」と新しい気持ちに切り替えている。