2014年08月17日 関屋記念 G3
優勝馬:クラレント
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月02日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:22戦6勝
- 総収得賞金
- 408,860,000円
- 母 (母父)
- エリモピクシー by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 前田 晋二
- 生産者
- ノースヒルズマネジメント (新冠)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 田辺 裕信
サマーマイルシリーズ第2戦「第49回関屋記念(G3)」が8月17日、新潟競馬場で行われ新冠町のノースヒルズマネジメント(現ノースヒルズ)生産で4番人気のクラレントが好位から力強く脚を伸ばして優勝。通算5つめのJRA重賞競走に優勝した。ノースヒルズマネジメント、ノースヒルズ生産馬の重賞優勝はキズナ(大阪杯(G2))ワンアンドオンリー(ダービー(G1))に続く3勝目。そして、この勝利で管理する橋口弘次郎調教理はJRA重賞通算91勝となり、現役単独1位。また、父のダンスインザダークにとっても、この勝利が14年連続JRA重賞勝利になると同時に、トニービンと肩を並べるJRA通算1054勝目。記録づくめのメモリアル勝利となった。
鳥取県にある大山ヒルズの事務所のテレビで関屋記念(G3)を観戦していた齋藤慎マネージャーは「前日から雨が降っていましたので、あまり馬場が悪くなって欲しくないと思っていました。さいわい、あまり悪化することなくレースを迎えることができましたので、これまでのクラレントの実績からも負けて欲しくないという気持ちでした」と話し「外枠だったこともあって、スムーズに流れにのって直線はしっかりと伸びてくれました。テン乗りとなった田辺騎手が、この馬の特性を引き出してくれたと思います。橋口先生の記念すべき勝利に貢献できて、うれしく思います」と声を弾ませ「ここ2走(中京記念(G3)、安田記念(G1))は馬場に泣かされたようなところもありましたので、改めてこの馬の能力の高さを再認識しました。」しっかりと結果を残した愛馬を称えた。
この勝利でクラレントは2歳時から4年連続、5つめの重賞タイトルとなった。今後、当面はサマーマイルシリーズの初代チャンピオンをめざし、関屋記念(G3)と同じ新潟競馬場の1600mで行われる京王杯オータムH(G3)を目指すという。「夏はずっと厩舎で過ごしていますが、体調の変化の少ない馬で、大山ヒルズに戻っているときも思うようにメニューをこなしてくれるのがこの馬の強みだと思います。新馬戦とデイリー杯2歳S(G2)は右回りでしたから、右回りがダメということもないのでしょうが、左回りで直線の長いコースで結果を残しているので、今年はチャンスだと思っています。このあとも、この馬らしいレースを期待しています」と言葉に力を込めた。
そして、そのあとは悲願ともいえるG1獲りだ。「G2とG3を勝たせていただいているので、この秋はG1タイトルを目指して欲しいと思っています。デビューのときから30キロほど体重が増えているように成長力もあると思いますので、まだまだ期待したいと思います」とエールを送っている。