重賞ウィナーレポート

2014年05月25日 オークス G1

2014年05月25日 東京競馬場 晴 良 芝 2400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ヌーヴォレコルト

プロフィール

生年月日
2011年02月25日 03歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:6戦3勝
総収得賞金
456,716,000円
ハーツクライ
母 (母父)
オメガスピリット  by  スピニングワールド(USA)
馬主
原 禮子
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
斎藤 誠
騎手
岩田 康誠

 チューリップ賞(G3)、そして桜花賞(G1)と2度に渡って後塵を拝したハープスター。しかし、その差はレース毎に縮まって行き、そしてこのオークス(G1)でヌーヴォレコルトはクビ差前に出て、樫の女王となった。

 「普段から大変にお世話になってきた原オーナーにとって初めてのG1勝利を、牧場スタッフ全員が待っていました。ゴール前はドキドキしましたが、勝利の瞬間のあの歓喜は今思い出しても目頭が熱くなるほどです」とは社台ファームの吉田哲哉氏。社台ファーム生産の原オーナーの所有馬では、今年の春、オメガハートロックがフェアリーS(G3)を勝利しているが、その際にも斎藤孝調教主任から「オーナーの所有馬でビッグレースを制覇」との言葉が聞かれていたが、ヌーヴォレコルトが、見事にその言葉を叶えてくれたことになる。

 育成を行っていた時期は馬体も細く、どこか頼りなさも残っていたというヌーヴォレコルト。それでもクラシックシーズンに向けて一気の成長力は、社台ファームの生産馬である父ハーツクライの遺伝力がなし得たものと言える。

 「レース後はすでに山元トレセンへ移動しており、秋競馬へ向けて充電中です。今回の勝利は大きな目標ではありましたが、まだ最終目的ではありません」(吉田氏)

 クラシック馬に輝いたということは、世代最強の称号を手にしたということ。秋には秋華賞(G1)を制しての2冠制覇、その後は古牝馬、そして牡馬との戦いも視野に入ってくる。

 「この勝利をきっかけにオーナー、ヌーヴォレコルト自身も、さらなる高みを目指して競馬を盛り上げて行って欲しいです。ファンの皆さんもご声援ありがとうございました」(吉田氏)