2014年02月24日 共同通信杯 G3
優勝馬:イスラボニータ
プロフィール
- 生年月日
- 2011年05月21日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:5戦4勝
- 総収得賞金
- 752,027,000円
- 父
- フジキセキ
- 母 (母父)
- イスラコジーン(USA) by Cozzene(USA)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- (有)社台コーポレーション白老ファーム (浦河)
- 調教師
- 栗田 博憲
- 騎手
- 蛯名 正義
今年の共同通信杯(G3)は、牡馬クラシック戦線でイスラボニータが本命として踊り出たレースとなった。
この共同通信杯(G3)ではメンバー中唯一の重賞勝ち馬ということもあり、単勝2.2倍という圧倒的な一番人気に支持されたイスラボニータ。斤量は他の牡馬たちよりも重い57㎏もなんのその、先行して折り合いを付けると直線で抜けだし、2着馬に1馬身1/4差というセーフティリードを付けてゴール。今年の3歳牡馬では初となるJRA重賞2勝目をあげた。
「休み明けでしたが、前走と同じ条件(東京芝1800m)で、前走を見ているような強いレースを見せてくれました」とは生産牧場である白老ファームの石垣節雄繁殖主任も、その強さに舌を巻く。石垣繁殖主任が話すイスラボニータの強さ、それは先行力がありながら、折り合いが付くところだという。
「前でレースができるということは、展開に左右されることも少なそうですし、コースが変わったとしても決して不利になることは無いと思います」(石垣繁殖主任)
このレースの後、陣営は皐月賞(G1)へ直行することを明言。まだ皐月賞(G1)の行われる中山競馬場ではレース経験こそないが、先行有利とも言われる中山コースで、イスラボニータの脚質が不利になるとは考えにくく、むしろその先行力を生かして、直線で真っ先に先頭へと踊り出る姿が想像できる。
「まだ戦っていない3歳牡馬たちもいますが、それでもこれまでのイスラボニータのレースを見ていると、期待感が膨らんできます。また、父のフジキセキはまだクラシック勝利をあげていないのですが、白老ファームはフジキセキ産駒の生産馬で数多くの活躍馬を送り出してきた相性のいい牧場ですし、イスラボニータが父に最初のクラシックタイトルを授けられたらいいですね」(石垣繁殖主任)
マイルChS(G1)を勝利したサダムパテック、神戸新聞杯(G2)ときさらぎ賞(G3)を制したドリームパスポートなど、フジキセキ産駒の活躍馬を数多く送り出してきた白老ファームだが、その2頭共に皐月賞(G1)では2着とあと一歩のところでクラシックタイトルを逃している。でも、「3度目の正直」という言葉通りの結果を、今年、イスラボニータが叶えてくれるはずだ。