2014年01月26日 東海S G2
優勝馬:ニホンピロアワーズ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年05月03日 07歳
- 性別/毛色
- 牡/青鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦12勝
- 総収得賞金
- 597,871,000円
- 母 (母父)
- ニホンピロルピナス by アドマイヤベガ
- 馬主
- 小林 百太郎
- 生産者
- 片岡牧場 (静内)
- 調教師
- 大橋 勇樹
- 騎手
- 酒井 学
優勝馬にフェブラリーS(G1)への優先出走権が与えられる「第31回東海テレビ杯東海ステークス」(G2)は一昨年のJCダート(G1)の優勝馬で圧倒的単勝1番人気のニホンピロアワーズ(牡7)が残り1ハロンで抜け出して優勝。6つめの重賞制覇(地方交流含む)で通算成績を28戦12勝とした。
ニホンピロアワーズは昭和41年頃から馬産を行っている新ひだか町豊畑の片岡牧場生産馬。ニホンピロアワーズのほか2003年の朝日チャレンジC(G3)や06年の関屋記念(G3)に勝ったカンファーベストや90年の小倉3歳S(G3)で勝ったテイエムリズムからコンマ2秒差3着になったダンディアンバーなどを送り出している。
今回、自宅のテレビで愛馬の応援をしたという場主の片岡正雄さんは「JCダート(G1)は休み明けでしたが、使われながら調子を取り戻してくれたようです。7歳になりましたし、550キロに手が届こうかという大型馬。最盛期の力が取り戻せているかどうかを心配していたのですが、杞憂でしたね。それから、新聞報道などで左回りに不安があると聞いていましたが、それも問題なかったようです。改めて、馬に対して頭が下がる思いです」と嬉しそうに話してくれた。
生まれたときのニホンピロアワーズについては「牧場時代から馬格に恵まれた馬でした。母ニホンピロルピナスは気性の強い馬なんですが、その母親のまわりを元気に走り回っていたことを覚えています」と当時を思い出してくれた。
そのニホンピロルピナスは2007年にニホンピロアワーズを生んでから、7年連続で子供を出産。今年も5月上旬にヴァーミリアンの仔を出産予定だ。
そして、この春はフェブラリーS(G1)が目標となる。
「左回りは克服してくれましたが、今度は芝コースからのスタートになります。生産者として心配は尽きませんが、こうして、大きな舞台に進めるのもオーナーはじめ関係者の方々のおかげと本当に感謝しています。今の私の立場では応援するだけ。みなさんや馬に感謝の気持ちを表すために、フェブラリーS(G1)はぜひ応援に行きたいですね」とレースを楽しみにしている。