2013年12月07日 朝日ChC G3
優勝馬:アルキメデス
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月24日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦6勝
- 総収得賞金
- 150,273,000円
- 父
- アドマイヤムーン
- 母 (母父)
- アーキオロジー(USA) by Seeking the Gold(USA)
- 馬主
- H.H.シェイク・モハメド
- 生産者
- ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社 (門別)
- 調教師
- 藤原 英昭
- 騎手
- M.バルザローナ
師走のハンディキャップ競走、朝日チャレンジカップ(G3)は自己条件戦から3連勝で臨んだアルキメデスが人気に応え、初重賞制覇を果たした。
アルキメデスの故郷は日高町のダーレー・ジャパン・ファーム(有)。2010年のNHKマイルC(G1)を制したダノンシャンティをはじめ、2012年全日本2歳優駿馬サマリーズ、今年のエルムS(G3)に優勝したフリートストリートなど、生産馬が躍進している。
移動の車中でレースを見守ったという繁殖マネージャーの福原博さんは「中団から追い込む展開だったので最後まで気が抜けませんでしたよ。先頭でゴールした時は、1番人気に応えられてほっとしました。元々期待していた馬ですし、楽しみが広がります」と笑顔を覗かせた。
米国産の母アーキオロジーの3番仔として誕生した本馬は、ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで繋養されているアドマイヤムーンの初年度産駒にあたる。
「アドマイヤムーンの産駒には初年度からかなりの期待をしていましたが、その中でも馬格があり、父と母の良い所を貰ったようなアルキメデスは抜けた存在でしたね。人懐っこいタイプではなかったけど、マイペースで手のかからない優等生という印象です」と当歳時の様子を振り返る福原さん。父アドマイヤムーンにとってもレオアクティブ、ファインチョイス、ハクサンムーンにつづく4頭目の重賞勝ち馬となった。
64回を数える朝日チャレンジカップ(G3)の勝ち馬には、キャプテントゥーレやドリームジャーニーなどのG1馬が名を連ねる。本格化を迎えたアルキメデスが伝説への一歩を踏み出した。最強馬が引退した舞台を席巻して行くことは間違いないだろう。