2013年12月01日 ジャパンCダート G1
優勝馬:ベルシャザール
プロフィール
- 生年月日
- 2008年04月25日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/青鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦6勝
- 総収得賞金
- 351,139,000円
- 父
- キングカメハメハ
- 母 (母父)
- マルカキャンディ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 松田 国英
- 騎手
- C.ルメール
2011年の日本ダービー(G1)。不良馬場の中、脚を伸ばして3着となったベルシャザールの向こうにはオルフェーヴルの姿があった。その時から約2年半。芝とダートで戦いの場は分かれたが、ベルシャザールもついにG1タイトルを掴んだ。
「よくぞここまで立ち直ってくれたと思います。日本ダービー(G1)での3着という着順が示すとおりに、高い能力を持っていることは分かっていましたが、これだけ長期間の休養をさせることは、厩舎陣営は勿論のこと、牧場での立て直しを信じて、待ち続けてくださった会員の皆様のご理解と応援があってこその復活劇だと思います」とは社台ファームの池田充マネージャー。この日本ダービー(G1)の前にもホープフルSを優勝、スプリングS(G2)でも2着と、将来を嘱望されるほどの実績を残していたにも関わらず、菊花賞(G1)の後には喉の不安、そして4歳の春には骨折と2度に渡る長期の休養を余儀なくされることとなる。
それでも復帰後、戦いの場所をダートに移してからは3着以内を外したことのない安定したレースぶりでオープンに返り咲くと、武蔵野S(G3)で初重賞制覇。そしてジャパンカップダート(G1)では、G1ウイナーたちをものともせずに馬群を突き抜けた。
「2度の長期休養を経て、G1を制した馬というのは記憶にありません。改めてベルシャザールの不屈の闘志に感動しました。それだけでなく、さらなる飛躍の可能性を感じる素晴らしい勝利だったと思います」(池田マネージャー)
このレースの後、陣営からは2月23日に行われるフェブラリーS(G1)に向かうことが正式に発表。レース間隔こそ多少開くこととなるが、初重賞勝利をあげた武蔵野S(G3)と同じ舞台でもある。充実期の中で迎えたこの調整期間を経て、来年のフェブラリーS(G1)では更に成長したベルシャザールの姿が見られそうだ。