2013年11月09日 京王杯2歳S G2
優勝馬:カラダレジェンド
プロフィール
- 生年月日
- 2011年02月04日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:2戦2勝
- 総収得賞金
- 44,647,000円
- 母 (母父)
- キョウエイワンダー by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 子安 裕樹
- 生産者
- 岡田スタツド (静内)
- 調教師
- 尾形 和幸
- 騎手
- 田辺 裕信
2歳馬たちの頂上決戦、朝日杯フューチュリティS(G1)を目指すトライアルレース、京王杯2歳S(G2)は、新馬戦快勝から連闘で臨んだカラダレジェンドが2番手追走からゴール前で1/2馬身差し切り優勝。デビューからわずか一週間で重賞ウイナーに輝いた。
カラダレジェンドを生産したのは、新ひだか町の岡田スタッド。過去には07年の有馬記念(G1)を制したマツリダゴッホ、10年のJBCクラシック(Jpn1)など交流G1 6勝をあげたスマートファルコンと記憶に残る活躍馬を生産してきた。京王杯2歳S(G2)は06年のマイネルレーニアに続き2度目の制覇となった。
現在母キョウエイワンダーを繋養している岡田スタッドのグループ会社、(有)オカダスタッドの岡田将一代表にお話を伺った。
「レースは事務所のテレビで見ていました。出るからには勝ちたいと思っていましたが、前評判の高い馬もいたし、期待しながらも気負うことなく応援できました。好位をキープしてゴール前抜け出した時は興奮しましたよ。元々期待していた馬なので、結果が出せて嬉しいです」と笑った。
母キョウエイワンダーは現役時代の体重が406~418kgという小柄な馬だった。なるべく子出しの大きな種牡馬を選んでいった結果、フレンチデピュティに辿り着いたそうだ。
「キョウエイワンダーはサンデーサイレンスの直仔で気性が強く、なかなか太れない時期もありました。カラダレジェンドは段々と落ち着いて来た頃に誕生した仔なので、母体の充実期と重なって良い時期に生まれた馬だと感じています。丈夫そうなしっかりした骨格に見映えのする馬体。自信を持ってせりに上場したんですが、売却には至らず…でも結果的に今のオーナーさんに巡り逢えたのだから、運のある馬ですね」と話してくれた。
京王杯2歳S(G2)といえば、勝ち馬からエイシンアポロン、グランプリボスといったG1馬やレオアクティブ、エーシントップなど重賞勝ち馬を立て続けに輩出している出世レース。カラダレジェンドの今後の活躍は約束されたようなものだが、岡田代表は「目先のG1も魅力的ですが、息の長い活躍をして馬主さん孝行の馬になって欲しいですね」と更に先の未来へ思いを馳せていた。