重賞ウィナーレポート

2013年10月06日 毎日王冠 G2

2013年10月06日 東京競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:エイシンフラッシュ

プロフィール

生年月日
2007年03月27日 06歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:23戦6勝
総収得賞金
756,072,000円
キングズベスト(USA)
母 (母父)
ムーンレディ(GER)  by  Platini(GER)
馬主
平井 克彦
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
藤原 英昭
騎手
福永 祐一

 天皇賞(秋)(G1)に向けての重要な一戦となった毎日王冠(G2)。7歳馬から3歳馬まで各世代の重賞馬が名を連ねたレベルの高い一戦を制したのは、このメンバー中、唯一のG1 2勝馬であったエイシンフラッシュだった。

 「香港遠征の後、5月7日にこちらに移動してきました。遠征の疲れなどの目立った疲労感はなく、すぐに坂路入りを開始できました」とは山元トレーニングセンターの袴田二三男マネージャー。エイシンフラッシュはレースの後、山元トレーニングセンターで調整されることが多いが、体質の強さに加えて疲労回復が早いのか、ここでの調整で苦労した思い出は無いという。

 「馬自身も心身共に強いのかもしれませんが、それだけでなく、藤原厩舎スタッフの皆さんによる献身的なケアのおかげなのでしょう。今回も昨年のドバイ以来の海外遠征となりましたが、始動まで時間もありましたし、じっくりと乗り込むことができました」(袴田マネージャー)

 藤原調教師からは7月の時点で、秋緒戦はこのレースからと伝えられていた。今年の夏は山元トレーニングセンターのある仙台も暑かったが、充実していくエイシンフラッシュの動きに、騎乗スタッフも高いモチベーションで仕事に臨めたという。

 「内容以上に強い勝ち方を見せてくれたと思います。6歳を迎えましたが、ここから充実期に入った印象もありますし、この秋も競馬場を熱くさせて欲しいですね」(袴田マネージャー)

 次走は昨年制した天皇賞(秋)(G1)を予定。東京コースはこの天皇賞(秋)(G1)に加え日本ダービー(G1)も優勝と、コース実績だけでなく、大舞台での底力という意味も加えると、出走を予定しているメンバーでも最右翼と言える。しかも鞍上は昨年も優勝へと導いたM.デムーロ騎手を予定。「鬼に金棒」と言えるコンビでシンボリクリスエス以来、史上2頭目となる天皇賞(秋)(G1)連覇を目指す。