2013年08月18日 札幌記念 G2
優勝馬:トウケイヘイロー
プロフィール
- 生年月日
- 2009年04月22日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦8勝
- 総収得賞金
- 267,589,000円
- 父
- ゴールドヘイロー
- 母 (母父)
- ダンスクィーン by ミルジヨージ(USA)
- 馬主
- 木村 信彦
- 生産者
- 中村 和夫 (浦河)
- 調教師
- 清水 久詞
- 騎手
- 武 豊
史上初めて函館競馬場で行われた「札幌記念(G2)」。サマー2000シリーズの第4戦であると同時に、定量戦ということもあり、ここをステップに秋のG1戦線へ向かう馬も多い。
今年も皐月賞馬ロゴタイプはじめ、2011年の天皇賞(秋)(G1)をレコード勝ちしたトーセンジョーダンや昨年のヴィクトリアマイル(G1)を勝利したホエールキャプチャ。2011年の桜花賞馬マルセリーナや昨年秋のエリザベス女王杯(G1)を制したレインボーダリアらG1勝馬を含めた16頭で行われた。
降りしきる雨により、重馬場での争いになったが、勝ったのは新ひだか町三石の中村和夫さん生産で2番人気のトウケイヘイロー。ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)、鳴尾記念(G3)、そして函館記念(G3)に続く重賞4勝目。サマー2000シリーズ2勝目でシリーズチャンピオンの座をグイッと引き寄せる勝利だった。(のちにシリーズ総合優勝となった)。
「今回も、病気療養中の父(中村和夫さん)と一緒に牧場のテレビで応援し、競馬場へは牧場スタッフが応援に行きました。父は、いつも馬のことを気にかけていてテレビを見るのを楽しみにしているんです。函館記念(G3)のあとも調子はすごく良いと聞いていましたが、以前、こういう馬場(重馬場)で惨敗しているのが心配でした。でも、2コーナーをまわって気分良さそうに走っている姿がとても心強く、私たちが思った以上に強い競馬をしてくれました。レースのあと、たくさんの方からお祝いの花や言葉をいただき、とても嬉しかったです」と愛馬快勝の日をふりかえった。
「トウケイヘイローの父ゴールドヘイローも、母の父ミルジョージも競走馬としては大成できませんでしたが、父が種牡馬としての能力を信じて配合し続けた馬です。とくにこの年は、その前年にゴールドヘイローが地方競馬の2歳チャンピオンサイアーになったこともあってたくさんの配合をした年です。重賞を勝てるような馬とは簡単に巡りあうことはできないというのは父の口癖でしたが、まわりの方々のご協力もあって、その執念が結果となったことも誇りに思います。トウケイヘイローが勝つたびに、父も馬から元気をもらっているような気がします。」とたたえている。
「このあとは、天皇賞(秋)(G1)と聞いています。いつも気にかけてくださっている馬主さんからお誘いをいただいているので、晴れの舞台に出走できることを楽しみに精一杯、競馬場で応援したいと思います」とその日を楽しみにしている。