2013年07月28日 クイーンS G3
優勝馬:アイムユアーズ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年01月15日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:14戦5勝
- 総収得賞金
- 249,752,000円
- 母 (母父)
- セシルブルース by エルコンドルパサー(USA)
- 馬主
- ユアストーリー
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 手塚 貴久
- 騎手
- 戸崎 圭太
昨年に続く、クイーンステークス(G3)連覇を果たしたアイムユアーズ。実はノーザンファーム早来牧場で調整を行ってからの出走も昨年と一緒だった。
「ヴィクトリアマイル(G1)の後は調子を落としていた事もあり、クイーンステークス(G3)の出走も馬の状態を見極めた上で決めることとなっていました。それでも暑くなるに連れて状態も良くなっていき、昨年よりもいい状態で競馬場へと送り出すことができました」とはノーザンファーム早来牧場の日下和博厩舎長。3歳で出走した昨年は、52㎏と斤量も恵まれたことで好走も期待できたというが、今年は馬の状態の良さと成長の跡が、昨年以上の手応えにも繋がっていたとも話す。
レース当日は函館競馬場まで応援に出かけていた日下さんだったが、好スタートを切ったアイムユアーズは、逃げるクィーンズバーンの後ろでレースを進めて行く。
「思い描いたようなレース展開でした。あの場所で折り合ってくれた瞬間に勝ち負けを意識できました」(日下さん)
直線に向いたアイムユアーズは、早めに先頭に立つ。後方からスピードリッパーが追い込んで来るも、クビ差凌ぎきってゴール。これで重賞4勝。しかも2歳時からコンスタントにレースを使われながら、3年連続で勝利していることは、高く評価されるべきだろう。
「自分たちにとっても、アイムユアーズは理想の競走馬であり、様々な事を学ばせてもらっています。毎年、アイムユアーズのような馬に巡り会えたらと思っていますが(笑)、だからこそ、もっと大きなタイトルを取らせたいですね」(日下さん)
次走は8月18日に行われる札幌記念(G2)を予定。「相手も強くなるので、まずは自分の競馬ができればいいですね」と日下さんは慎重な姿勢を崩さないが、得意としている洋芝、なによりもクイーンステークス(G3)と同じ函館競馬場のコースで、G1で好走をしているような牡馬を退けるようだと、一気に大きなタイトルである「G1制覇」が現実味を増してくることとなる。