2013年07月10日 ジャパンDダービー(中央交流) Jpn1
優勝馬:クリソライト
プロフィール
- 生年月日
- 2010年02月02日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:9戦4勝
- 総収得賞金
- 368,354,000円
- 母 (母父)
- クリソプレーズ by エルコンドルパサー(USA)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 音無 秀孝
- 騎手
- 内田 博幸
この世代の最強ダート馬を決めるべく、地方、中央と全国から3歳馬が大井競馬場に一挙集結するジャパンダートダービー(Jpn1)。父ゴールドアリュールと共に、父仔2代でこのレースを制しただけでなく、2着に7馬身差の圧勝を果たしたのは、中央から参戦してきたクリソライトだった。
生産はノーザンファームで、育成はノーザンファーム空港牧場。ノーザンファーム空港牧場は馬房数や敷地面積など、民間の育成施設では最大級の規模を誇っているだけでなく、オルフェーヴルやジェンティルドンナの活躍に代表されるように、毎年のようにG1馬も送り出している。
クリソライトは樋口政春さんが厩舎長を務めるB-2厩舎で育成された。実はB-2厩舎にとって、クリソライトが初めてのG1勝ち馬となる。
「自分としては、あまりG1というタイトルは意識をしないで仕事をしてきました。これまでに数々のG1馬に跨らせてもらったこともありますし、そういった馬がG1を勝った時には嬉しかったですが、それよりも無事に競馬場に送り出したいという気持ちの方が強かったですね」(樋口さん)
クリソライトはイヤリングにいた頃から評判となっていた馬であり、厩舎で調教を任せられていたスタッフからも、「いい動きをしています」との評価を聞いていたという。
「とにかく順調でした。ノーザンファームしがらきへの移動も早かった(3月)ように、何も問題無く調教を進められたのは事実です」(樋口さん)
デビュー戦となったメイクデビュー中京では2着に敗れたクリソライトではあったが、その後、2歳未勝利戦を勝利。その後は2着が4度と惜しいレースが続くも、3歳500万下、そしてオープンの昇竜Sと連勝。このジャパンダートダービー(Jpn1)では安定感が買われたのか、1番人気の評価を集める。
「1番人気は光栄なことだと思いました。レースは都合が悪くてリアルタイムで見ることが出来なかったのですが、その後、すぐにノーザンファームしがらきのスタッフから電話がかかってきたときに、勝ったんだなと思いました」
そう話した樋口さんは、勝利の喜びを思い出したのか笑みをこぼす。厩舎にとって初めてのG1タイトルは、クリソライトにとっても初めてのG1タイトル。今後、クリソライトの活躍が、B-2厩舎にとって誇るべきタイトルともなっていく。
「今回のような素晴らしい結果は、レースの後に付いてくると思いますので、まずはこの後も順調に行ってもらいたいです」(樋口さん)