2013年06月16日 函館スプリントS G3
優勝馬:パドトロワ
プロフィール
- 生年月日
- 2007年04月20日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:25戦9勝
- 総収得賞金
- 269,888,000円
- 馬主
- 吉田 照哉
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 鮫島 一歩
- 騎手
- 勝浦 正樹
サマースプリントシリーズの初戦となる函館スプリントS(G3)を優勝したのはパドトロワ。実はこのレースが休養からの復帰2戦目で、それまでは社台ファーム山元トレーニングセンターで調整休養に入っていた。
「京阪杯(G3)の後、昨年の11月末から今年の4月上旬まで、夏競馬を目標とした調整に入っていました」とは山元トレーニングセンターの上水司調教主任。人間で言うところの長い冬休みを通り越し、もはや春休みまで使ったようなパドトロワであるが、それにはパドトロワをよく知る上水調教主任、そして管理をする鮫島調教師の策があった。
「パドトロワというバレエ用語が馬名になっている割には体が硬い馬で(笑)、動きが良くなる夏にピークを迎えるためには、冬のレースを見送って、早い時期にひと叩きしたほうがベターということで鮫島師とも意見が一致していました」(上水調教主任)
2月からは坂路でのキャンターを再開。順調に乗り込みを続け、厩舎に戻り5月の京王杯スプリングC(G2)に出走している。結果は14着と伴わなかったが、このレースを使えたことで、体の使い方が更に良くなったという。
「京王杯スプリングC(G2)を無事に使えたことが、今回の勝因のひとつだと思います。また騎乗してくれた勝浦騎手、そして鮫島師や厩舎スタッフさんのおかげで、今年も暑い夏になりそうです」(上水調教主任)
上水調教主任の話す「暑い夏」とは、ずばり2年続けての「サマースプリントシリーズ」制覇。次走はアイビスサマーダッシュ(G3)を予定とのことだが、ここでも勝利を収めるようだと、史上初となる夏のスプリント王連覇も見えてくる。