重賞ウィナーレポート

2013年04月13日 アンタレスS G3

2013年04月13日 阪神競馬場 晴 良 ダ 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ホッコータルマエ

プロフィール

生年月日
2009年05月26日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:16戦7勝
総収得賞金
1,078,706,000円
キングカメハメハ
母 (母父)
マダムチェロキー  by  Cherokee Run(USA)
馬主
矢部 幸一
生産者
市川フアーム (荻伏)
調教師
西浦 勝一
騎手
岩田 康誠

 長くダート競馬を支えてきたスマートファルコン、トランセンド、そしてフリオーソが去り、新しい時代が確実に幕を開けようとしている。そんなことを予感させるレースとなった。

 第18回アンタレスステークス(G3)は、1番人気で岩田康誠騎手が手綱をとったホッコータルマエ(牡4歳)が、昨年の最優秀ダート馬ニホンピロアワーズを競り落として優勝。重賞3連勝(交流重賞含む)で通算4つめの重賞タイトルを生産者の市川ファームに届けた。

 市川ファームは昭和30年創業。これまでビッグサンデー(スプリングS(G2)など重賞3勝、マイルチャンピオンシップ(G1)2着)やスピードシンザン(オークス2着)、キタノオゴジョ(フローラS、牝馬東京タイムズ杯(G3)2着)などの活躍馬を送り出している。現在は、4代目当主の久さんが中心となって家族、スタッフで約10頭の繁殖牝馬をけい養している。

 「当日は、お産の近い繁殖牝馬がいたこともあってテレビ観戦でした。年明けから東海S(G2)、佐賀記念(Jpn3)、名古屋大賞典(Jpn3)と転戦していますが、今回は強い馬を相手に強い競馬をしてくれたと思います。本当に力をつけているようで、生産者としては、本当に嬉しいです」と、昨年の最優秀ダート馬を相手に力でねじ伏せるようなレースを満足そうに振り返り「高い能力を持っていることは間違いないと思います。今後のローテーションは馬主さんと調教師の先生が決めてくれればよいと思うのですが、まだ4歳になったばかり。生産者としてはとにかく無事に、長く走ってくれることを願うばかりです」と繰り返した。

 牧場時代のホッコータルマエのことは「おとなしい馬で、けがや病気とは無縁な馬。だから、ほとんど記憶にない」というものの、1歳時にセレクションセールに上場。現在の馬主とめぐりあった。

 「母のマダムチェロキーは友人(山下恭茂さん)の生産馬なんですが、縁あって市川ファームの所有馬第1号として走らせた馬なんです。タフに46戦を走り、4勝を挙げてくれました。その子供で重賞を勝てたのですから、生産者冥利に尽きます」と嬉しそうに話してくれた。

 そんなホッコータルマエが、一歩ずつ階段を登るようにチャンピオンへの道を歩んでいる。「相手も強くなると思いますが、この馬にもチャンスはあると思います。そのためにも無事を願うばかりです」と北の空の下から応援メッセージを送っている。