重賞ウィナーレポート

2012年09月09日 セントウルS G2

2012年09月09日 阪神競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:エピセアローム

プロフィール

生年月日
2009年02月01日 03歳
性別/毛色
牝/栃栗毛
戦績
国内:9戦3勝
総収得賞金
211,016,000円
ダイワメジャー
母 (母父)
ラタフィア(USA)  by  Cozzene(USA)
馬主
吉田 勝己
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
石坂 正
騎手
武 豊

   小倉2歳S(G3)以来の勝利を、重賞制覇で飾ったエピセアローム。しかも、現在の芝スプリント界のトップホースたちに先着と、非常に内容の濃い勝利ともなった。

   「この条件のスペシャリストたちと、斤量差を生かしながらどこまで戦えるかと思っていましたが、前で上手にレースを進めてくれただけでなく最高の結果を残してくれました」とはノーザンファーム早来牧場の日下和博厩舎長。小倉2歳S(G3)の後の取材では、スプリントだけでなく、安定した走りからもマイルもこなせると思っていたと話していたが、「育成時からスピード能力では高い資質を持っていましたが、それを生かせるのがスプリントの条件だったのでしょう」とも分析してくれた。

   2歳時に日下厩舎を巣立ってからは、厩舎とノーザンファームしがらきを往復しているエピセアロームだが、それだけに日下厩舎長は、管理をしている石坂厩舎、そしてノーザンファームしがらきのスタッフに対しての感謝の言葉を口にする。

   「エピセアロームも春先より力もついて、体も丈夫になってきているのでしょうが、それでも厩舎としがらきとの連絡が密に取れて、それぞれのスタッフが馬のために仕事をしてくれているからこそ、いい状態で競馬を使えていると思います」

   この後はスプリンターズS(G1)に出走を予定。セントウルS(G2)の結果からしても、上位人気馬たちに一泡吹かせてくれそうな勢いも感じずにはいられない。

   「このレースでスペシャリストたちと互角のレースをできたとは、まだ思ってはいません。ただ、今後に繋がる結果を残してくれましたし、レースぶりや馬体を見ても更に成長していると思うので、その証をスプリンターズSで見せてもらいたいです」