2012年03月11日 フィリーズレビュー G2
優勝馬:アイムユアーズ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年01月15日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:6戦3勝
- 総収得賞金
- 249,752,000円
- 母 (母父)
- セシルブルース by エルコンドルパサー(USA)
- 馬主
- ユアストーリー
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 手塚 貴久
- 騎手
- N.ピンナ
牡馬、牝馬共に有力馬が敗れ、混戦を深めている今年のクラシック戦線だが、フィリーズレビュー(G2)では1番人気の支持を集めたアイムユアーズが、昨年のファンタジーS(G3)以来となる重賞2勝目をあげた。
「このレースには前走の阪神JF(G1)の出走馬たちも出走していましたが、その中でもアイムユアーズは最先着していたように、ここでは頭1つ抜けた存在だと思ってレースを見ていました」とはアイムユアーズの育成を手がけた、ノーザンファーム早来牧場の日下厩舎長。先行して抜け出すという内容も含めて、さぞ安心してレースを見ることができたのではないのだろうか。
「前にいた馬で残ったのはアイムユアーズだけだったことを考えても、非常に強い競馬だったと思います。これで自信を持って桜花賞(G1)へと臨むことができそうですね」(日下厩舎長)
次走の桜花賞(G1)は今回のフィリーズレビュー(G2)よりも、距離が200m伸びた芝1600mとなるが、育成を行っていた頃から距離の不安は感じていなかったという。むしろ2着に入った阪神JF(G1)と同じ条件で行われる桜花賞(G1)は、アイムユアーズの能力をより発揮出来る条件となりそうだ。
実はこの桜花賞(G1)には阪神JF(G1)の優勝馬ジョワドヴィーヴル、小倉2歳S(G3)の優勝馬エピセアローム、そしてクイーンC(G3)の優勝馬ヴィルシーナも出走を予定しているが、アイムユアーズを含めた4頭が、日下厩舎の出身馬でもある。
「どの馬も素晴らしい成績を残して桜花賞(G1)の舞台に駒を進めてくれたことが、何よりも嬉しいですね。どの馬を応援するというのではなく、シンザン記念(G3)を勝ったジェンティルドンナを含めた5頭のノーザンファーム生産馬のどれかに勝ってもらえたらと思います。できることなら5頭で掲示板を独占して欲しいですね」と日下厩舎長は笑顔を見せた。