2012年03月17日 フラワーC G3
優勝馬:オメガハートランド
プロフィール
- 生年月日
- 2009年04月12日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦3勝
- 総収得賞金
- 73,562,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- オメガアイランド by エルコンドルパサー(USA)
- 馬主
- 原 禮子
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 堀 宣行
- 騎手
- 石橋 脩
フラワーC(G3)を勝利したオメガハートランドの血統を調べていくと、ドバイシーマクラシック(G1)、有馬記念(G1)を制したハーツクライの名前を見つけることができる。
「母オメガアイランドはハーツクライの半妹となります。オメガハートランドはこの血統らしく見た目は細めながらも、1歳秋の時点で調教での動きには、この血統ならではと言えるスピード能力の高さを感じていました」と社台ファームの斎藤孝調教主任。レースの時点で418㎏という小柄なスピード馬ということを考えると、フラワーC(G3)が行われた重馬場はあっていないのではと思いがちだが、社台ファームの深いダートコースを難なくこなしていた足捌きからして、不利と言われる外枠でも克服してくれると信じていたという。
「馬群を抜け出してきた勢いが他の馬とは違っていたように、本当に力強い末脚でした。オーナーの原禮子さんには長年に渡ってお世話になっており、冠名である「オメガ」の馬でビッグレースを制覇することで恩返しするんだ、と社台ファーム千歳、山元トレーニングセンターのスタッフの誰もが常に願っていたと思います」(斎藤調教主任)
ついに成し遂げた冠名「オメガ」での重賞勝利は、原オーナーだけでなく、牧場スタッフの喜びとなっただけでなく、オメガハートランド自身、今後の牝馬クラシック戦線に向けて、視界が大きく開けた1戦となった。
「賞金的にもクラシック出走を間違い無いものとしましたし、今後に向けても楽しみが広がる、大変に意義のある重賞勝利となりました」(斎藤調教主任)
祖母アイリッシュダンス、叔父ハーツクライの活躍からしても、距離の不安は感じられないだけでなく、また古馬となってからの成長力も感じさせるオメガハートランド。今後は原オーナーに重賞タイトルを幾つも授ける馬となっていきそうだ。