2011年10月09日 京都大賞典 G2
優勝馬:ローズキングダム
プロフィール
- 生年月日
- 2007年05月10日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:14戦6勝
- 総収得賞金
- 694,668,000円
- 父
- キングカメハメハ
- 母 (母父)
- ローズバド by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 後藤 浩輝
ローズキングダムが復活した。8頭立てながらもローズキングダムを含めたG1馬4頭が出走した京都大賞典(G2)で59㎏の斤量を背負わされたものの、先行して抜け出す強いレースぶりで、昨年のジャパンカップ(G1)以来の勝利をあげた。
「1位入線だと神戸新聞杯(G2)以来ですからね。レース前の追い切りの内容も良かったですし、牧場で過ごした夏休みがいい方向に向いたのではと思います」とノーザンファーム事務局の中尾義信さんも笑みを浮かべる。
充実した夏休みを過ごせたのは、育成時からこの馬に跨ってきた林宏樹厩舎長の管理によるところも大きい。「こちらに来た当初はトモの疲れこそありましたが、それほど時間がかかることなく回復することができました。当初は天皇賞(秋)(G1)での復活を目標としていたのですが、速い時計も出せるほどに状態も良くなったので、橋口先生に入厩の時期を相談することにしました」(林厩舎長)
そのジャッジが正しかったのは、追い切りでの動き、そしてレースの結果としても証明されることとなった。「また、この馬の良さを引き出すレースを見せてくれた、後藤騎手の好騎乗も大きかったと思います。休み明けとしては最高の結果を残すことができました」(林厩舎長)
今後は当初の予定通りに天皇賞(秋)(G1)から秋の古馬G1戦線を戦っていくこととなるが、この結果を受けても、中尾さんは決して楽観視はしていない。
「今回は完勝と言える内容でしたが、G1は更にメンバーが強くなると思います。ただ、ローズキングダムの高い能力を証明出来たレースだったと思いますし、単勝の支持にも現れたように、ファンの期待にも応えられたことが何よりも嬉しいですね」(中尾さん)