2011年10月01日 札幌2歳S G3
優勝馬:グランデッツァ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月03日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:3戦2勝
- 総収得賞金
- 223,204,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- マルバイユ(IRE) by Marju(IRE)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 平田 修
- 騎手
- 秋山 真一郎
今年の桜花賞(G1)。半姉のマルセリーナが勝利したとき、生産者である社台ファーム代表の吉田照哉氏からは、マルセリーナの強さを称えると共に、デビュー前のグランデッツアに対する期待も述べられていた。
「桜花賞馬の弟という血統、そして様々な期待の声を含めて、デビュー前から有名な馬となっていました(笑)。でも、背中の感触からも相当な器であることは早い段階からわかっていましたし、だからこそ慌てずじっくりと丁寧に乗り込んで行こうと思っていました」と話してくれたのは、社台ファームで育成厩舎長を務める山本哲也氏。レース当日は札幌競馬場にも応援に出かけていた山本さんは、このレースに出走していたもう1頭の育成馬であるベストディールの好走も期待しながら声援を送っていた。
このレースでは圧倒的な1番人気の支持を集めていたグランデッツアであるが、デビュー戦は2着に敗退。しかし、続く2歳未勝利戦で2着に8馬身差の圧勝を果たし、たちまち札幌2歳S(G3)の本命馬として注目されるようになった。
「デビューから5週間で3戦というタフなローテーションに耐えられたのは、丈夫かつ大事に鍛えてきたことの積み重ねの成果とするのなら、スタッフとしてこれ以上の喜びはありません。また、秋山騎手、平田厩舎スタッフの皆さん、そして応援していただいた会員の皆様や、ファンの皆様の期待に応えるレースができたことを嬉しく思います」(山本さん)
山本氏と共にレースを見守っていた社台ファームの調教主任である東礼治郎調教主任からも、「ゴール前では叩き合いとなったように、決して楽なレースでは無かったけど、最後まで抜かせなかったように勝負根性を見せてくれたことは大きい」とグランデッツアを褒め称える言葉も聞かれていた。
重賞勝利をあげて、ファンの誰もが認める「有名な馬」となったグランデッツア。来年のクラシックでは、より多くの人に注目される活躍を見せてくれそうだ。